「私(64歳・女性)は63歳の夫と2人暮らし。夫婦ともども特に病気もなく、健康に暮らしているのですが、年齢を重ね、老化を実感しています。しかし、楽天的な私たち夫婦はお互いの老化をツッコミ合いながら、笑って過ごしています」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■夫婦で繰り広げられる老化のツッコミ合い
夫と2人暮らしの私。
お互い健康に恵まれて、日中は2人とも会社員として仕事をしていて穏やかに生活をしています。
そして、お互いの「小さな老化」の発見をしては、ツッコミ合いをしています。
ある日、椅子に座っている私の後ろを通った夫が、「おい、おまえの頭のてっぺんが薄くなっているぞ。どおりで髪の毛がボロボロ落ちていると思った」と余計な一言。
「ボロボロってどういうことよ!」と言い返しつつ、私はこの日から育毛剤の使用と髪をセットしたあと、鏡で頭のてっぺんの様子を確認するのが日課となりました。
夫も後頭部の毛が薄くなっていて、毎朝、薄くなった部分の髪をまるで線状のバーコードのように整髪剤で固めてセットしています。
私はこのバーコード頭に向かってスマホをかざし、「ピッ!」とレジでバーコードを読み取る真似を何回かやってみましたが、さすがに夫も嫌な顔をしていたので、数回で止めました。
小さなことかもしれませんが、夫婦で毎日のように繰り広げられるこの「老化ツッコミ」は、案外シニア夫婦には「あるある」かもしれません。
■ツッコミたいけどツッコめない、近くなった「あれ」
そんな中でもお互いに一番困っているのは、腸の働きが悪くなってきたのか、食後などに急にトイレに行きたくなることです。
夫は朝5時には仕事に行きますが、誰もいない事務所に到着するとすぐにトイレに行き、「すっきりしたー」と言うのが毎日のルーティン。
夫は意外に几帳面な性格のため、本当に毎日同じことをしていると思います。
これを逃すとお腹の調子が一日中、悪くなるそうで、仕事が休みの日は何度もトイレに行きます。
2年程前の旅行では、タクシーで高速道路を走っていたときに「すみません、運転手さん、トイレに行きたい!」と言い出した夫。
私は「まさか、ここで...?」と思いましたが、運転手さんはパーキングエリアに寄ってくれました。
「若いときには高速道路でトイレに行きたいって言わなかったよね」とつい言ってしまった私。
夫は「頻尿だから仕方がないだろ」と運転手さんがいるのに平気で言ったので、恥ずかしくてたまらなかったです。
「あー、これが着実に訪れる老化というものね...」というものを日々感じています。
しかし、「もう年だから」と開き直ってしまうと「老人」になってしまう気がするので、夫婦でツッコミ合って笑って過ごし、老化防止をしたいと思っています。
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