「48歳の女性です。若い頃から酷い生理痛で鎮静剤が手放せなかった私。中高生の頃から何度も婦人科を受診しましたが、いつも原因は不明と診断されていました。40代になりついに検査と治療を開始したのですが...」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■若い頃から生理痛に悩む毎日。出産後はさらにひどくなるばかり
私は48歳、1歳年下の夫と、10代の娘の3人で暮らしています。
若い頃から生理痛がひどく、毎月、鎮痛剤なしでは過ごせない状態でした。
中高生の頃から何度も婦人科を受診しましたが、いつも原因は不明と診断され、痛み止めを処方されるだけでした。
いま思い返すと、どうしてあの頃、病院では精密検査などをしてくれなかったのかな? と不思議なくらいです。
出産したら生理痛の症状が軽くなることがあると聞いたことがありました。
そのため、出産の際には「もしかして子どもを産んだら毎月の痛みとはおさらばできるかも?」と密かに期待していました。
しかし、残念ながら出産後は生理痛が軽くなるどころかますますひどくなり、がっかりしたのを覚えています。
出産後は、生理開始から2〜3日は仕事に行くこともできないほどの激痛の月もあり、どうしても耐えられないときには生理休暇を使ったこともありました。
■もう痛みを我慢するのは無理! 悩んだ末に検査と治療を開始
その後も年々症状はひどくなる一方...。
日常生活にも支障が出ていましたし、どうしても我慢できなくなり、精密検査を受けたのが5年前のことでした。
レントゲンやMRI検査、血液検査などあらゆる検査を受けると「おそらく子宮内膜症か子宮腺筋症かなあ...」と、結果は曖昧なものでした。
医師が言うには「なんとなくそんな感じはするけど、所見はそれほどないんだよね」とのこと。
セカンドオピニオンも受けましたが、同じような診断結果でした。
医師の説明によると、婦人科系の病気は症状の重さと、本人が感じる痛みが比例しないことがあるそうです。
結局、超低用量ピルでの治療を開始しました。
種類を変えて2度試しましたが、私の場合、いずれも副作用が激しすぎてうまくいきませんでした。
その後ますます症状がひどくなったので、2023年、黄体ホルモンを子宮内に持続的に放出する治療法を提案されました。
月経痛を軽くする効果が期待できるホルモン療法だそうです(興味がある方は、婦人科などで詳しく説明を受けるといいと思います)。
一般的には3カ月ほどで不正出血などの副作用が止まるそうですが、私の場合は留置から1年経過し、ようやく副作用がおさまって体調が落ち着いてきたところです。
あくまで自分の体験...ではありますが、痛みがなくなるまではいかずとも、鎮痛剤に頼らなくても普通に生活ができるようになり、処置を受けてよかったと満足しています。
48歳になってようやくあの痛みは和らぎ、ほっとする毎日です。
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