爆弾を投下!? 退職の挨拶で送られた一斉メール。そこに書かれていた内容があまりにも悲惨で...

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:ごんちき
性別:男性
年齢:49
プロフィール:東北の会社員です。妻と2人暮らし。

爆弾を投下!? 退職の挨拶で送られた一斉メール。そこに書かれていた内容があまりにも悲惨で... 24.jpg

職場の先輩の話です。

先輩のAさん(65歳)はとても面倒見が良く、誰からも慕われ、仕事もとても優秀でした。

営業の成績は常にトップクラスで、10年程前からは営業部長を務めていました。

東京本社に所属していたため、地方の営業所で働く私とは普段、関わりはありませんでしたが、過去に何度か仕事上のトラブルの解決を手伝ってもらったことがあり、大変お世話になりました。

そんな先輩ですが、定年のため2023年4月末で退職することとなりました。

私たちの営業所でもお世話になった人は多かったので、みんなで贈り物をしようという話になり、Aさんが好きそうなお酒を贈ることになりました。

東京本社のスタッフ経由で渡してもらったのですが、ゴールデンウィークの長期連休に入ってしまったため、先輩のリアクションをすぐに聞くことができませんでした。

しかし、その後に聞いた内容が衝撃的でした。

まず、私たちから贈ったお酒は持って帰らなかったそうです。

お酒が好きだったはずなのに「そんなもん要らない。誰かにやるよ」と言って放置して帰ったのだとか。

他の営業所や本社の有志からもいろいろ渡されたそうですが、全て置いて帰ってしまったというのです。

さらに驚いたのが、Aさんが全社員に宛てて出した挨拶メールの内容でした。

何とその中身は会社への『不平不満』でぎっしり!

まず、書かれていたのは自分の定年退職が本意ではなかったこと。

Aさんは定年後の嘱託勤務の打診はあったということですが、提示された給与が安すぎて暮らしていけないため、自分を辞めさせようと会社側が画策している、と書かれていました。

給与自体は嘱託の内容や勤務時間などで算出されているはずですが、そのあたりの事情も書かずに一方的に会社側を批判しているのはどうかな?と私は思いました。

そして、次に社内の体制への批判。

自分の保身ばかり考え、新しいことにチャレンジしようとしない社長をはじめとする役員たちへの不平不満が並べられ、このままでは価格競争に生き残っていけないこと。

特定の不仲な社員への個人攻撃もありました。

就業時間にサボっている、パワハラをしていて部下がかわいそうなど、数人の個人名を挙げて、批判を繰り返していました。

挨拶文というよりただの悪口で、見ているほうが気分が悪くなってきました。

後で知った所ですが、Aさん本人は会社のために、長年必死に頑張って部長に昇進し、会社への貢献度は誰よりも高い自負があったそうです。

それなのに定年後の嘱託としての条件があまりにも悪かったので、人事部長と社長を罵倒してしまったそうです。

それが原因で、本社で孤立してしまい、最後の数カ月、居心地があまりにも悪くなって周りへの怒りのあまり、前述のような態度やメールの内容になってしまったというのです。

事情を聞けばAさんに同情の余地は少しはあるかもしれませんが、それにしても一方的に会社への文句を最後のメールで発信したのには大変がっかりしてしまいました。

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