何、その言いぐさ! 学生時代に友人を足がわりにしていた彼女が、免許をとった途端...!

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:キジトラ
性別:女性
年齢:46
プロフィール:アラサーでオーストラリアへ移住。夫と2人で旅行を楽しむのが趣味の主婦です。

何、その言いぐさ! 学生時代に友人を足がわりにしていた彼女が、免許をとった途端...! 20.jpg

高校時代から親しい同級生のU子(46歳)は、長らく自動車の運転免許を持っていませんでした。

私の周りには、20歳前後で免許を取得する子が多かったのですが、U子は「自分は運動音痴でどん臭いから、車は運転したくない」と避けていました。

しかし、友人の運転する車にはよく乗せてもらう子でした。

とりわけ、高3で免許を取った直後から車に乗っていた、同級生のN美には甘えてばかり。

当時、自分の車を持っていたのはN美だけだったため、私も含め、友人たちはみんなお世話になっていたのですが、U子はもはや足代わりに利用するレベルでした。

N美はとてもいい子で、お願いすると快く車を出してくれる子でした。

しかし、そんな優しいN美でも「U子を乗せるのはストレスが溜まる」と、愚痴ることがありました。

どういうことなのかと聞くと「運転免許を持っていない人は交通ルールに関する知識が乏しいため、気を配らなくてはならないことが多いから」とのこと。

そう言えば、私とN美、U子、もう1人の友人の4人で、N美の車で遊びに行った際にもちょっとしたトラブルがありました。

私は助手席、U子ともう1人の友人は後部座席に乗っていたのですが、U子は降りる際、後ろから車が来ているにも関わらず、後方確認もせずに車道側のドアを勢いよく開けたのです。

私たちを追い抜こうとしていた車は驚いてクラクションを鳴らし、危うくドアにぶつかるところでした。

U子は自分が悪いにも関わらず「危な~い」と、追い抜いた車を睨んでいました。

N美に「ちゃんと後ろを確認しないと」と指摘され、ようやく謝っていました。

さらにU子は、ドアをバタンと勢いよく閉める癖がありました。

N美が「そんなに強くしなくてもいいよ」と言っても「こうやって閉めると気持ちがいいの!」とあっけらかん。

道案内をU子にさせれば、車線変更が必要な場所で、直前に「ここを右」と言ったり、「あそこ」だの「そこ」だの指をさしたりなど、めちゃくちゃ。

N美がU子の案内通りに行かないと、文句まで言っていました。

さらには、U子は自宅の前まで送らせるのは当然で、ガソリン代や駐車料金には無関心。

他人を乗せて運転する人のプレッシャーをまるで分かっておらず、N美が愚痴るのも当然だと思いました。

そんなU子も結婚して子どもが生まれるとなって、28歳でようやく運転免許を取得。

軽自動車を購入し、運転していました。

これでU子も、N美の気持ちが少しは分かるようになったかなと思っていました。

しかし、初心者ドライバーのU子、最初に口にしたのは「運転免許を取得して気付いたんだけど、N美の運転って結構怖いよね」と、まさかのN美へのダメ出し。

散々お世話になっていたくせに...呆れました。

しかし、その後にU子は車のライトを消し忘れてバッテリーを上げてしまい、旦那さんからこっぴどく叱られたとのこと。

これをきっかけに、少しは運転や周りに気を遣うことができるようになってほしいものです。

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