<この体験記を書いた人>
ペンネーム:やまと
性別:女性
年齢:42
プロフィール:夫と2人暮らしです。
夫(52歳)は2年くらい前から「アレがない! ねえ、どこにあるかなあ」と、よく口にするようになりました。
「さっきまでかけていたメガネがない」
「毎朝食卓で使う醤油がない」
「いつもある場所に歯磨き粉がない」などなど。
物忘れというより注意力が散漫な感じです。
そして、その多くが簡単に探せば見つかります。
目の前にあるのに「ない! ない!」と騒ぐこともしょっちゅうです。
私が「ここにあるじゃん」と言うと、「ちょうど他のものの影になっていたから見えなかった」「この色じゃないと思い込んでいたから気づかなかった」など、苦しい言い訳をします。
また、見つからないのは家の中だけにとどまりません。
一緒に買い物に行ったとき「アレが欲しいんだけど売ってないなあ」と言うことが多くなったように感じます。
この場合も私が探すと見つかることがたびたびあり、「こんなところにあるとは思わなかった」「下のほうの棚だったから見えなかった」と言います。
夫だけだったらずっと見つからなかったのかな...と心配になってしまいました。
そんな2023年の冬のことです。
日曜日の朝、私が気持ち良く寝ていると、夫の「ねえ、アレどこかなあ」が聞こえてきました。
また始まった、こっちは眠いのに...まどろみながら思いましたが、放っておけば自力で見つけられるかもしれないと思い、そのまま放置していました。
しかし、しばらくがさごそと何か探す音がしたと思ったら、また「ねえ、アレどこかなあ」が聞こえてきました。
私がベッドの中から「いつもの場所にあるから」と言っても「ない、ない、どこかなあ」です。
さらに「棚の右側の、○○と同じ場所にあるでしょ」と詳しく言っても「ない、ない」を繰り返すので、仕方がなく起きて探すことにしました。
そして、私が探した途端、簡単に見つかりました。
夫は「あ、ここか〜。本当にありがとう!」とうれしそうにしていましたが、私はあきれて目が冴えてしまい、その日はモヤモヤと過ごしました。
以前はもう少ししっかりしていた夫。
いまでも十分頼りになるし、仕事ではちゃんとしているのですが「ない! どこかなあ」を聞くたびに、もう少しよく探してくれ...と思ってしまいます。
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