<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ミリー
性別:女性
年齢:49
プロフィール:とぼけた犬の顔がついた靴下を履いています。怒っている時にふと自分の足元を見ると、気持ちが和むのでおすすめです。
ママ友から聞いた話です。
そのママ友の近所に、Aさん(女性・40歳)とYちゃん(女の子・小学4年生)の親子が暮らしています。
このAさん、食事にかなりこだわりのあるタイプで、近所の間では無添加食品や無農薬の食品しか買わないことで有名のよう。
おやつもご飯も全部手作りで、冷凍食品や外食は絶対ダメ。
スーパーでお惣菜やレトルト食品も買ったことがないとか。
「あんなものは絶対にダメ。味つけが濃すぎるし、添加物がたっぷり入っているのよ。体に悪いから、家族には絶対にあげたくない!」
Aさんは周りにそう話しているようです。
おやつについてもこだわりがあるようです。
「砂糖は体を冷やすから良くない。売っているおやつは歯にも良くないし、百害あって一利なしよ」
そうバッサリ切り捨て、徹底的に市販のおやつを排除しているみたいです。
そんなAさん、最近お料理教室を開きました。
もちろん、無添加食品や無農薬野菜のみでお料理をする教室らしいのですが、ママ友の意見は辛らつでした。
「ママ友界隈ではAさんの作るものはおいしくないって有名だからねぇ。知り合いとか近所の人は誰も行きたがらないんだって」
とはいえ、自分の家でこだわりを徹底するだけなら自由ですよね。
問題なのは、そんなAさんの行動が、娘のYちゃんの非常識な行動につながっていること。
Yちゃん、なんと普通の市販のおやつを求めて、友達の家でおやつ漁りをしているのです。
ポテトチップスやチョコレート、クッキーやグミなど市販のおやつを出すと、Yちゃんだけが最後の最後までがっついて食べ、お皿に残ったカスまできれいに食べて帰るのだとか。
しかも困ったことに、おやつを出し忘れた日は「あのぉ、今日はないんですか?」と、わざわざ親のところまで来て要求するというのです。
ジュースをコップに注ぐときも、自分のコップに溢れるくらいたくさん入れて、こぼしそうになりながらも絶対に残さずに飲み干すそうです。
そして、友だちの飲み残しも代わりに飲んでいき...。
Aさんは恐らく気づいていないのでしょうが、Yちゃんのこの行動は陰で噂になっていて「かわいそうな子」扱いだとか。
あまりに不憫なので、「ママに内緒だよ」と告げて、グミやチョコなどのおやつをポケットに入れてあげる親もいるようです。
無添加食品や無農薬野菜はたしかに体に良いと思います。
でもやりすぎ、こだわりすぎはいかがなものかと。
Yちゃんが普段我慢しているのを想像すると、こちらまでやるせない気持ちになります。
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