アメブロで「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」を運営しているかづと申します。
皆さん「ママ友」はいらっしゃいますか? 私の長きにわたる人生の中の、色んなママたちのお話をしようと思います。
※登場人物はすべて仮名です
【前回】「それは私たちがやって来た事への文句?」PTAの役員会で活動内容に意見してみたら...
次期本部役員選挙投票日、私は学年代表の立場で投票権は無いため行かなかったが、私に投票すると言ってくださった方々から「入れてきたよ」と電話やメールを頂いた。
けれども、「入れてきたよ」と言われたり「〇〇さんも入れるって言うてた」と聞いていても、実際に投票するかどうかなんて当てには出来ないもんだ。
実際衆議院や参議院、地方統一選挙などでも「〇〇党に入れてね」と言われた際に「うん!入れる入れる!」と気軽に返事をしたりするもので、ご近所づきあいや社交辞令があるのは理解している。
投票日から数日が経ち、スーパーで買い物をしていると一番最初に電話をして下さった方にばったりと出会った。
「かづさん!電話あったやろ!?もう会長ら来た?」
満面の笑みでおっしゃる。
「いや?何も無いで?」
私がそう答えるとたいそう驚いた。
「うそっ!!だって私らみんなかづさん入れたで!?」
「まぁまぁ、私よりもたくさん投票された人がいてたんと違う?」
「えっ!?だってあの人やこの人や...、少なくとも5票入ってたら会長やなくても本部役員に入ってなあかんで!?」
「いや、だからー、もっと適任の方がいてたんやって」
その方は納得のいかない顔で、後で私に入れると言っていた人に電話で確認すると言う。
「いや、ほんとにもういいんで(笑)」
是が非にでもやりたいと自分から申し出たわけでもないし、「かづさんに入れていい?」と言うから「いいよ」と答えただけであって、入らなかったからと言って悔しいわけでも悲しいわけでも、ましてや騙されたや裏切られたなどは全くもって思ってはいない。
後日の定例会で次期本部役員が発表されたが、見た事も聞いた事も無い名前ばかりだった。
それこそ名前を聞かされても「それはどこの人??」と頭に『?』が浮かんだが、私に票を入れたと言ってくれた方々の頭にも浮かんだのは顔を見ればわかった。
役員会の帰り、「あれって誰?」「知らん人ばっかりやったわ...」と口々に言っていたが、私としてはこれでPTA役員は終了で肩の荷が一つ下せるとホッとしていた。
新年度になり、私はPTAの役員から解放されたので地域の役員や子ども会の会計などを引き受けて充実したスタートを切っていた。
そこに前出の「かづさんに入れていい?」と最初に聞いてくださった方から電話があった。
声色からして良い知らせではないのがわかった。
「あんな、私今年は下の子で役員なんよ。それでな、今日役員会があったんで議事録をちょっと見せてもらってん」
何やら議事録には、本部役員選出の際に名前が出た方は全て記録されているらしく、その中で上位になった方の名前には得票数も書かれてあると言う。
「今年の会長な、4票やねん!おかしいやろ!?それにな!もっとびっくりしたのは、かづさんの名前が無いねん!1票も入ってない事になっとんねん!」
聞いたところによると、新本部役員の方々は旧本部役員の皆さんと仲良しこよしの間柄の方ばかりらしい。
「どう言う事よ!?かづさんの名前が無いって!」
「誰も私に入れてへんかったって事やろ?」
「なんでーな!少なくとも私の1票があるやんか!!」
「まぁ、なんで私の名前が無かったのかは、『そう言う事』って事やろ?」
「『そう言う事』ってどう言う事よ??」
察しの悪いやっちゃな(笑)
「私を本部役員にはどーしても入れたくない方が、議事録にも残したくない方が、たーくさんいらっしゃったって事やないですか?」
「ええ...」
皆さん子どもをお育てになっている親なんですがね。
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