「僕は何でも食べられるから」と言い張る夫。「食べられるものだけ」を作ってもらってると気付かない!?

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:大家ぽん子
性別:女性
年齢:65
プロフィール:主婦です。1歳年上の夫と猫と暮らしています。私は漬物が苦手です。

「僕は何でも食べられるから」と言い張る夫。「食べられるものだけ」を作ってもらってると気付かない!? 44.jpg

夫は自称「何でも食べられる」人ですが、実際はかなりの偏食家です。

魚は鮭とマグロの2種類しか食べません。

しかも、マグロは刺身しか食べられず、煮つけや照り焼きにすると一切箸をつけません。

クセの少ない竜田揚げやムニエルも試しに出してみると、恐る恐る食べてはいましたが、2度目に出したときは残しました。

マグロでもビンチョウマグロは「これはマグロじゃない」と食べません。

野菜も煮込んだものは嫌い、カレーやシチューは食べますが、玉ねぎの歯触りが残っているとよけてしまいます。

豚汁はゴボウを入れると「汁がゴボウくさい」と食べません。

私はゴボウの味が好きなので、毎回腑に落ちない気持ちでゴボウ抜きの豚汁を作っています。

葉物野菜はどうかというと、レタスは比較的食べますが、芯があると食べません。

ほうれん草は醤油味のおひたしのみ食べます。

キャベツも、スライサーで切ったふわふわの千切りしか食べません。

スライサーで切れないキャベツの端は包丁で千切りにするのですが、それは私のお皿に乗ることになります。

なぜなら、夫に出しても全部残されるから。

娘たちが小さい頃は、子どもに「何でも食べなさい」と言う手前、夫を特別扱いするのも良くないと思い、家族みんな同じメニューを食卓に出していました。

しかし、毎回残されるのでそのうち夫だけメインを替えるようになりました。

そんな偏食家な夫のせいで、献立を作るのも一苦労。

美味しそうな旬の魚が安売りしていても、私の分だけ買い、夫が食べられる食材を別に購入して調理しています。

手間ですし結構疲れるんですよね...でも、仕方がないと割り切っています。

若い頃は料理に問題があるのではと悩んで、料理教室に通っていました。

評判の料理本をそっくり真似て、きっちりレシピ通りに作ってみたこともあります。

調理法や味付けの問題じゃないと気づいたのは数年後。

以前、義母に「夫の好きなものは何ですか?」と聞いて作ったこともあります。

すると「トンカツ、唐揚げ、鍋焼きうどん」と、子どもや若者が好きそうなメニューばかり。

それらは未だに夫の好物です。

「年を取ると経験が増えるから、いろんな種類の食材が食べられるようになる」と周囲から聞き、いつかそうなるとばかり思い込んでいましたが、夫には当てはまりませんでした。

そんな夫は、未だに「僕は何でも食べられるからね」と胸を張っています。

私から見たら大変な偏食家なのに...。

「これは残すかしら、これは食べるかしら」

毎日の献立に工夫をしている私の苦労を少しは知ってほしいです。

家はまだいいとして、会社の食事会ではどうしているのでしょうか。

夫が「何でも食べられる」と思っているのは、私が食べられるものしか出していないからなんですよね。

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