<この体験記を書いた人>
ペンネーム:さんた
性別:女性
年齢:46
プロフィール:子育て中の主婦です。
私は46歳、夫は2歳年下で44歳です。
私たち夫婦には3人の子どもがいます。
1番上の子が18歳、2人目はもうすぐ高校生、3人目は小学生です。
上の2人は自分のことは自分でできるはずの年齢ですが、洗濯や食事の支度などは私が担当しており、私の負担は大きいと感じています。
これまで出産はもちろん、幼稚園、小学校、中学校、上の子どもは高校と入学準備や学校行事から卒業式まで、ほぼ私1人で子どもたちに寄り添ってきました。
そして、どうやら夫自身も子どもたちに寄り添ってきたと思っているようです。
夫と私の意識の差が決定的に表面化したのは、息子の高校進学が決まったお祝いのときでした。
息子は中学時代に少し荒れたこともあり、3年間、私は悩んでばかりでした。
反抗期の息子とどう対峙していけばいいのか悩み、そんな繊細な時期に受験に挑む息子を支えることで精一杯でした。
私にとって大変だった3年間が過ぎ、なんとか受験を終えることもできてとても嬉しく思っていました。
車で30分ほどの距離に住んでいる夫の両親を招いて、我が家で息子の進学お祝いの夕食を振舞いました。
妻の手料理で自分の両親を迎えるのが嬉しかったのでしょうか、それとも両親の前で気が大きくなっていたのでしょうか、夫は両親に子どもたちのことや学校のこと、受験のことなどを知ったふうに延々と語っていました。
「息子の中学1年生の時の内申点が低くて大変だったよ!」
「面談で先生にお願いしたんだ!」
「息子が荒れて大変だった時期もあったんだ!」
などなど夫は止まりません...。
いやいや、息子の内申点に興味持ったことなんてなかったよね?
仕事から帰ってきて食事中の夫に、私がどんなに息子の話をしてもほとんど聞いてもくれませんでした。
そんな夫に「面談にあなたは行かず、私が行ったはずですよね?」「そもそも担任の先生とは卒業式が初対面だったよね?」と、義両親の前で言ってやりたかったです。
でも、せっかくの息子のお祝いの食事です。
ここは我慢我慢...。
とにかくイラっとくる発言が多かったのですが、一番「は?」と思ったのは、中学生の子育ての大変さを夫が語っていたことです。
夫曰く「子育てで一番大変なのは中学時代だ」と。
まだまだ子どもだけど自分では大人だと思っているから、扱いが大変なのだそうです。
そして、中学生の子育てを通じて、両親に改めて感謝の気持ちを感じたなんて語り、義父も義母も目を細めてその話を聞いていました。
私から見たら滑稽な茶番でしかありません。
少しだけ自惚れていいなら、感謝する相手は私じゃないのかな⁉ まだまだ子どもなのは誰かな⁉
モヤモヤが止まらないお祝いの席でした。
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