<この体験記を書いた人>
ペンネーム:とらとら
性別:女性
年齢:54
プロフィール:アラフィフ兼業主婦。職場では同僚から相談を受けることが多いです。
54歳の兼業主婦です。
社会人になってからずっと同じ職場でお世話になっています。
ありがたいことに、いまでは管理職をさせていただいていることもあり、職場ではいろいろな相談を受けることがあります。
これは私の部下であるAさん(45歳)の話です。
Aさんは自分の夫のBさん(48歳)の責任転嫁が酷いと悩んでいました。
詳しく話を聞くと、例えばBさんの母からおつかいを頼まれたのを忘れてしまったときは、母に対してこんな言い訳をするそうです。
「Aさんから急に体調が悪いと電話があって、急いで帰ってきたのでおつかいができなかった」
単にBさんが頼まれたことを忘れてしまっただけなのに、素直に謝ることはせず、Aさんのせいでできなかったと嘘をつくのです。
車についてもそう。
自分の趣味でスポーツカーを選んだくせに、他の人から「子どもさんがいるのにワゴンにしなかったの?」と言われたとき、呆れるような嘘をついたのだとか...。
「Aがいつまでもかっこいい夫でいて欲しいからこれに乗ってと頼まれて仕方なくだよ」と。
もちろん、そんな事実はなく、Bさん以外の家族は違う車がいいと言っていたらしいのですが、却下されたとのこと。
そんなことが大なり小なりしょっちゅうあるので、さすがにAさんもうんざりしているとのことでした。
「大変ね。でもそういう嘘は大概ボロが出るから、旦那さんはじきに痛い目を見るんじゃないかな? そのときに自分のそういうところを見直して変わってくれたらいいね」
愚痴るAさんに私はこう返しました。
そして先日、Aさんが嬉しそうに「夫がとうとうやらかした!」と報告してくれました。
ある日、Bさんは伯父と会う約束をしていましたが、その約束を忘れてしまっていたとか。
待てど暮せど来ないので、伯父さんから携帯電話に連絡があったのですが、「Aが体調を崩して病院に連れてきている」と言い訳をしたのだそうです。
しかし、Aさんはたまたま別の用事で親戚の家を何軒か回っていたらしく、Bさんが言い訳をしているちょうど同時刻に、その伯父さん宅を訪れたのです。
嘘はすぐにばれ、厳格な伯父さんに速攻で家まで呼び出されて、大目玉を食らったとか。
Aさんから聞いた、伯父さんの説教の内容が痛快でした。
「いままでもこんなこと何度もしてきたんだろう! いい加減にせんと信用無くすぞ」
まさに図星、Bさんはそれからはあまり言い訳しなくなったそうです。
これで悪癖がなくなればいいのだけど...と不安はありますが、Aさんは「スッキリしました!」と爽快に笑っていたので、とりあえずはよかったです。
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