えっ? インフルエンザで倒れている妻に夫が「まさかの要求」。ありえない態度は続き.../くるぴた

皆様こんにちは、『ぼっちシニアの幸せ探し貯金日記』の管理人"くるぴた"です。

ここでは昔、結婚生活中に起こった「おいおい、ちょっと待て」と思うような出来事などを中心に書いていきます。

【前回】「向こうは嫁さんも...」貧乏なのは私のせい? 年収100万円程だった元夫の「嫁比較」にブチッ

えっ? インフルエンザで倒れている妻に夫が「まさかの要求」。ありえない態度は続き.../くるぴた taikenki_kurupita43.png

気に入らないことがあれば、すぐに自宅の壁を殴る蹴るして穴を開ける元夫。

そんな元夫は気の強い人でしたが、よく風邪などの流行病をもらって来ては自宅に持ち帰り、それを理由に仕事を休んでいました。

病欠した日は、午前中は一応ベッドで寝ていますが......

だんだん退屈になってくるのでしょう。

自分の部屋に行っては結局ゲームを何時間もやったりして、かえって体調を崩していました。

今思えば、元夫はそれほど具合が悪くなくても、病気を理由に仕事を休みたかっただけでした。

「具合が悪い」と言えば、堂々と仕事をサボる大義名分ができます。

そんな夫が本当に風邪などで体調不良なのかを見分ける方法は2つ。

1つは本当に自分から積極的に体温を図ろうとする時。

普段はそんなに体調が悪くない自覚があるため、体温を測ったりはしないのですが......

本当に具合が悪くなると、さすがに熱があるかどうか確かめたくなるようでした。

そしてもう1つは、私に病気がうつった場合。

さすがにこれは身をもって分かります。

私は自宅で仕事をしていることが多かったので、風邪など伝染する病気には滅多にかかりませんでした。

かかるとしたら元夫が病気をもらってくるパターンがほとんどなのです。

元夫は巷で風邪やインフルエンザが流行していても、決して帰宅してから手を洗ったり、うがいをする事はありません。

どんなに促してもです。

私個人では一応うがいをしたり、手を洗ったりしても、すぐ側にゲホゲホ咳をしている人がいたら、どうしても移ってしまいます。

そんな感じで、毎年病気が流行るたびに夫婦でダウンしていました。

しかしそんな状態にもかかわらず、一旦具合が悪くなると、ひたすら患者に徹したいのが元夫。

布団で大げさに具合悪そうにしている夫の看病をするのは、同じ病気でグッタリしている私の役割です。

少しでも氷枕が温くなってくるとすぐに取り替えるように言ってきます。

急にアイスを食べたいとか、うどんを食べたいなどと言われ、近所のコンビニに走ることもありました。

それでも、コンビニで済むようなものだったら、大した事はないのですが......

ある年、元夫がタチの悪いインフルエンザをもらってきた年がありました。

香港A型だかB型だか忘れましたが、高熱や下痢等の他にも、筋肉痛や腰痛等、かなり重い症状が出ます。

この時は元夫も高熱を出し、身動きできない状態になりました。

確か39度台前半まで熱が上がったと思います。

さすがに自室でゲームをしたりせず、会社を数日休んで横になっていました。

そして、狭いマンションの中、同じ空間にいて看病などをしていた私もやっぱりインフルエンザを発症。

私は夫ほどの高熱では無いけれど、それでも38後半まで熱が上がりました。

そうなると、さすがにフラフラです。

平熱が35度8分位なので3度上がるとかなりこたえます。

看病中は一応感染しないようにと自分の仕事部屋で布団を敷いて寝ていたけれど、そこは北向きの寒い部屋。

結局寝室に戻って、夫の隣で寝ることにしました。

すると、夫がいつもの風邪の時と同じように私を使うのです。

私も熱があるのだから、あまりウロウロさせないでほしいと言っても聞きません。

そして夫婦ともに具合が悪くなって2日目。

夫がこんなことを言い出しました。

「腰が痛くてたまらん。悪いが、マッサージ器を買ってきてくれ。銀色の玉が4つ付いてて、腰とかにグリグリ当てる奴だ」

え... アイスやうどんやお茶なら、近所のコンビニにふらっと立ち寄れます。

しかしそういうマッサージ器は、近所には売っていません。

大きめのドラッグストアか、薬局か、健康グッズを扱うような店に行かないと......

38度台後半の熱が出ているのに、1人でフラフラとそんな店まで行くのはかなり厳しいです。

しかもインフルエンザのウィルスをばらまくことになりそうで、それに関しても罪悪感があります。

「私もちょっと具合が悪いから、しばらく休んで体調見てから行くから......」

そう答えてベッドで横になっていました。

ちょっとうとうとし始めた頃、隣から「腰が痛い、腰が痛い、あぁ腰が腰が......」という呻きが聞こえてきます。

無視できない大きさの声で......

仕方なく地下鉄に乗って4つ隣の駅に行き、マッサージ器を買って帰りました。

買ったものを渡した時は、元夫もそれなりに喜んではいましたが......

3日ほど経って元夫が回復し、仕事に行ける状態になりました。

私はまだ熱を出したままです。

布団の中から出勤する元夫を見送って、1日中横になっていました。

帰ってきた元夫が冷蔵庫に何か買ってきたものを入れている音がしたので、見に行くと、ヨーグルトが2つあります。

キッチンのカウンターにもバナナがひと房置いてありました。

いつもは身勝手な元夫も、さすがに病人食を買ってきてくれたのだと思い、お礼を言いに行くと

「あれは俺の飯だ、バナナなら1本か2本食ってもいいけど、ヨーグルトは俺のだから」

と言う返事が......

さすがに心底ガッカリしました。

離婚してからは外で働いて、人に会う機会は前より格段に増えました。

しかし時代が変わって、みんなマスクをしています。

おかげであの頃に比べて風邪をひくことも減りました。

元夫がどうしているのか、最近は知らないのですが、知る必要もないと思っています。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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くるぴた

モラハラ変人夫との「追いはぎに遭ったような」結婚生活を終わらせた『くるぴた』です。現在は病院で清掃のパート等をして、生計を立てています。親も子もないアラ還の独り暮らしは寂しいけれど、離婚によって多くのストレスから解放されたので、後悔はありません。ブログ『ぼっちシニアの幸せ探し貯金日記』の管理人です。

くるぴたさんのブログ:ぼっちシニアの幸せ探し貯金日記 

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