<この体験記を書いた人>
ペンネーム:キジトラ
性別:女性
年齢:46
プロフィール:アラサーでオーストラリアへ移住。夫と2人で旅行を楽しむのが趣味の主婦です。
現在、海外在住の私たち夫婦。
そのせいもあってか、夫(48歳)はどんなことにも警戒心が強く、私に対してもいろんな注意をしてきます。
「バッグは体の前で持て(スリ予防の観点)」
「公共の場ではスマホを絶対に手から離すな。ベンチに座っている際に体の横に置き、気付けばなくなっていたという話は珍しくない」
「夜に住宅地で人と待ち合わせをするな。人気のない場所に1人で突っ立っていると狙われやすい。とりわけ住宅地は危険」
などなど、厳しく注意してきます。
もちろん、私を心配してのことで、私自身も分かっています。
私たちが住んでいる国は比較的治安は良いほうですが、やはり日本とは違います。
隙を作ったほうが悪いと言わんばかりに、狙ってくる人間が少なくありません。
良くも悪くも、いちいち口うるさい夫。
しかし、たまに日本へ行くと私たちの立場は逆転します。
帰国すると、日本の治安の良さに気が緩むのか、夫はありえないミスを犯しまくるのです。
バスの座席前のネットにスマホを忘れる、リュックを電車の網棚に置き忘れる、足元に置いたショルダーバッグを忘れる、などなど毎度やらかしてくれます。
もちろん、そのたびに時間をロス。
日本を満喫したいのに水を差します。
ちなみに、夫の言い訳はこんな感じです。
「普段スマホを手から離すことはないから」
「普段リュックは膝の上に置いているから」
「普段ショルダーバッグは体に斜め掛けにしているから」
だから忘れた、とのこと。
それじゃあ、なんでスマホをバスの座席前ネットに入れたり、リュックを網棚に乗せたり、ショルダーバッグを足元に置いたりしたのか聞くと「日本だから」との答え...。
海外滞在中は私に口うるさく注意するくせに、まったく呆れます。
とまあ、ここまでは、普段の警戒ストレスから解放される日本滞在ならではのことなので、仕方がないかなとも思える話なのですが、夫の問題行動は他にもあるのです。
私たちは夜に繁華街をブラブラするのが好きなのですが、夫は日本ではなぜか客引きによく捕まります。
海外では声を掛けられても、一切無視して完全スルーするくせに、日本では足を止めるのです。
繁華街の客引きに警戒するのは、海外に限らず、日本でも同じことではないでしょうか。
なぜ日本では立ち止まるのかと聞くと、外国語は意識しなければ耳に入らないけれど、日本語は耳に入って来るから、とのこと。
何とまあ、意思の弱いこと...。
さらに、「久々に日本語で話しかけられると新鮮でつい...」とも。
いまのところボッタクリなどの被害はありませんが、夫がおかしな目に遭ったりしないよう、神経を使う私の身にもなって欲しいです。
人気記事:「この子は息子の子や!」突然上がりこんできた姑が息子を抱いて逃走!《かづ》
人気記事:《漫画》「マスクちょうだい」と厚かましい友だちが毎日娘につきまとう! え、親も共犯!?<前編>
人気記事:《漫画》月2万円渡して「残ったら君のお小遣い♪」ってアホか! 波乱すぎる娘と彼氏の初同棲<前編>
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。