これは今から約10年程前、脱サラして居酒屋を始めた大将とその妻である女将に起こった出来事です。
現在の私は離婚して一人暮らし。近くに住む孫たちと楽しい日々を過ごしております。
【前回】「仏の顔も三度まで」同じ相手と8年間不倫を続けた夫。ついに愛想が尽きた私は...
毎週日曜日は恒例の「うちの旦那がどこかの誰かさんとランチに行きますよ~」の日です。
ま、誰かさんと言ってもだいたい見当はついてるんですけどね。
その前日の土曜日には、仕事が終わって店の片付けをしながら旦那を罵倒するという行事をいつものようにやってました(笑)。
あ〜ぁ、こんなことやってるから旦那に嫌われるんだろうなぁ〜。
「明日は~日曜ランチの日ねぇ~。よろしいわね~。楽し〜いことがい~っぱいあってぇ~」
と、思いっきりふざけた口調で言った後に
「どうせ(愛人と)別れてって私が言っても別れる気ないんでしょ!?」
と今度は低い口調で言いました。
「ねぇ楽しい? 私のことを騙して。昔の女と8年も、ず~っと付き合っていたのよねぇ。別れたって言ってたくせに! どうせ私が別れてって言ったあの時も『別れました~』って言いながら陰で二人で舌出して笑ってたんでしょ? そうやって今後もまたずっと付き合うつもりなんでしょ?」
私は矢継ぎ早に旦那に言いました。
すると旦那はビールを飲んでいた手を止めて、両ヒジをテーブルにつけて両手で顎を受け止め薄目を開けて私の方を見ずに言いました。
「何をしたら浮気っていうんデスカ? あなたの言う浮気って女の人と一緒にランチを食べる事デスカ? オレは女友達とランチ行ったらいけないんデスカ?」
旦那は半ばふざけた口調でそう言いました。
私は間髪を入れずに言い返しました。
「あらそう? やましいことしてないのね? だったらさ、今日誰々とランチ行くとか行って来たとか普通に言えるよね? なんで必死に誰かとランチに行ってること隠してんの?」
旦那はその質問には応えずに言い訳をしました。
その言い訳とは、今の俺は彼女とは「そういう行為」をしてないのだから浮気にならないそうです。
ほほぅ行為をしてないねぇ〜?
まぁその言葉すらも怪しいもんですけど、何しろ嘘しか付かない旦那ですから。
それでも彼女とはそういう行為してると私は疑っていますけど。
旦那が言うにはそういった行為をしてないんだから一緒にランチに行くくらいでガタガタ文句言ってんじゃねえ!って事でしょうね。
しかしながら、過去に行為をしてて途中からしなくなったから今は浮気じゃないってどんな屁理屈なの?
彼女とランチに行くのは一種のコミュニケーションで休みの日とかは、色々と他のこともしてるくせに。
何だろう、旦那のこの開き直りっぷりは。
兎に角、私を馬鹿にしたように見下す旦那の顔ときたら。
今に見てろよと私に決心させるに値する程の憎たらしい顔でした。
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。