<この体験記を書いた人>
ペンネーム:やまと
性別:女性
年齢:42
プロフィール:夫と二人暮らしです。
2022年冬、夫が会社の友人と馴染みの店で忘年会をするということで、朝からとても楽しみにしていました。
その店は夫が学生時代から通っていたお店で、 ご主人(70代)とその奥さん(60代)と娘さん(40代) が家族で経営しているアットホームなお店でした。
夫は「久しぶりにご主人に会えるのが楽しみだなあ」と、ウキウキした様子で家を出ましたが、帰ってきた次の日の朝から一転、ひどく落ち込んでいました。
「何かあったの?」
「実はご主人とちょっとトラブルがあって...」
ため息をついてその日あったことを話してくれました。
夫の話によると、夫とご主人は昔からよく冗談を言い合う仲で、その日も夫がいつものノリで「今日はいつにも増してカッコいいですね」と言ったそうです。
しかし、ご主人は何を勘違いしたのか、怒って帰ってしまったとのことでした。
その日、夫の忘年会以外は他にお客さんがいなかったので、ご主人が帰っても特に問題はなかったのですが、夫はとても落ち込んでいました。
こういうすれ違いはよくあることです。
近年はマスクで言葉が聞き取りづらいということもあり、ご主人も高齢なので、耳が聞こえづらいのかもしれません。
そもそも、夫に悪気はなかったのだから私はあまり気にしなくていいと思ったのですが、夫の気持ちは戻りませんでした。
そして「これからは余計なことは言わないことにする。もう寝るよ」と言って1人で寝てしまいました。
私は、こういうトラブルは寝れば忘れるだろうと思っていましたが、次の朝も夫は浮かない顔をしてこんなことを言い出しました。
「前に温泉に行ったとき、きみが入った温泉を『鶏がらスープ』と言ったでしょ、ああいう発言はハラスメントだよね。本当に悪かったよ、ごめん」
「そんなことあったっけ?」
瞬時に思い出せなかったのですが、たしかそのときは私が夫に対し「あんまり長く温泉に入っていると豚骨スープになっちゃうよ」と言ったことへの返しとして言っただけのこと。
どちらかと言うと悪いのは私じゃない? そう言ったのですが...。
「女性から男性に言うのは冗談で済むけれど、男性から女性に言うのは良くないよ」
どうやら、夫は昨日「もう寝る」と言ったものの寝付けず、布団の中で過去のことをあれこれくよくよと考えてしまったようです。
「今思えば、会社でのあの発言もこの発言もパワハラやセクハラだったな...もう会社でも大人しくしなきゃ」
その後もグチグチと過去のことを悔やみ続け、挙げ句の果てに「今までの人生間違ってた」とまで言い出しました。
一応フォローすると、普段の夫は意外と大らかなタイプです。
それなのに、なぜここまで大げさにへこむのでしょうか...?
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