皆様こんにちは、『ぼっちシニアの幸せ探し貯金日記』の管理人"くるぴた"です。
ここでは昔、結婚生活中に起こった「おいおい、ちょっと待て」と思うような出来事などを中心に書いていきます。
【前回】10万円の品物を36回払いで...? お金のない元夫がローンで買った高額品にイラッ!
アラフォーで結婚した私と元夫ですが、当時、実家の母はこの結婚にあまり賛成していませんでした。
元々私と実母は、あまり仲が良いとは言えない関係です。
衝突するような険悪さは無いけれど、互いにあまり干渉しない、距離の遠い親子関係でした。
弟が小さかったので、そちらに手がかかっていたせいもあるかもしれません。
また、子ども目に見ても、両親の関係が上手くいっていなかったので、あまり居心地の良い家庭ではありませんでした。
そんな私の母と元夫は、2回しか顔を合わせたことがありません。
最初は同棲前に一度、私が実家に戻った際に、母と顔を合わせをした時。
この時、すでに父は亡くなっていました。
私の実家の近所の和食のお店で、母と私と元夫で食事をしたのです。
普段は大酒飲みの元夫が、その時はある程度お酒をセーブしていて、とても紳士的な対応をしていました。
私もその頃はそれが元夫の本来の姿だと思い込んでいたので、何の疑問も持たなかったのですが... 母はその場では 「しっかりしてそうな人だったね。だけど、あんたは40近くになっても娘みたいなところがあるから、なんかねー......」と言い、ハッキリと反対はしないけれど、賛成もしませんでした。
つまり母としては、私の精神年齢がいつまでも低い、世間知らずなところがあるので、心配だと言いたかったのでしょう。
半年ぐらい経って、一度私1人だけで一週間ほど帰省したことがあります。
その時は実家に置いていた私の荷物を処分したりしていました。
母と2人でショッピングセンターに行って、自分達の服を買ったりする合間に、元夫のワイシャツを見たりしていたのですが...
「あんた、それあの人に買ってあげるの?」と母に聞かれました。
そうだと答えると
「向こうには何かやってもらってるの? 何か買ってもらったりしてる? なんかね、私から見るとあんた前より質素になった気がしてるし、そこまで大事にされてるようには見えない気がしてね」
そう言われて、内心ハッとしました。
確かに、元夫から大切にされている実感はありません。
しかしその当時は、母自身も結婚生活が上手くいってないのに......と反発する気持ちが湧いてしまい、素直に話を聞くことができませんでした。
「そんな大事にするとかされないとか分かんないけど、特に問題なく暮らしてると思うよ」等と母に返事をした記憶があります。
結局北海道に戻ってから、元夫が複数の女性と現在進行形で浮気していることなどが判明して、絶望したりもするのですが......
アラフォーという年齢や、遠く離れた北海道に引っ越してしまった後だということもあり、今更引き返せない気持ちでいました。
そして結局それから約1年。
その頃になって、元夫の方から籍を入れようと言う話が持ち上がりました。
それより少し前から、元夫が女性関係を清算して浮気が止んだので、私は元夫がようやく心を入れ替えたのだと思い、了承したのです。
そして花嫁衣裳の写真を撮影することになり、母と弟を北海道に呼びました。
それが2回目の顔合わせです。
その時は、義実家の家族とも顔を合わせて食事会もしたし、事実上結婚式のような感じ。
母も前回より好意的でしたが「最初に会ったとき、なんだかあんたたちの目線が合ってない気がしたけど、こうして1年経って籍を入れて、あんたの白無垢姿も見れたし、まあよかったよね」
帰り際に2人きりになった時、そんなことを言われたりしました。
しかし、その後分かったのは、元夫が他の女性達と別れたのは、仕事が左前になって経済的に困窮したのが原因でした。
平たく言えば貧乏になったのです。
そしてそのしわ寄せは全部私のほうに来てしまいました。
今にして思えば、最初の顔合わせの時に、母の話を参考にして、見栄や体裁を気にせずに、すぐ北海道から帰っていれば、無駄な苦労をしなくて済んだのに......
亀の甲より、年の功とはよく言ったものです。
私の入籍から1年後、母は末期の膵臓がんが見つかり、亡くなっています。
母がその後の修羅場を知らずに済んだことだけは、不幸中の幸いだったと言えるでしょう。
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。