<この体験記を書いた人>
ペンネーム:濃姫
性別:女性
年齢:45
プロフィール:夫(48歳)、娘(19歳)、息子(14歳)、ポメラニアン(7歳)の5人家族。夫とは離婚に向けて話し合い中。
義妹(42歳)夫婦はかわいがっていた愛犬が亡くなり、しばらくペットロス状態が続いていました。
義妹は少しずつ立ち直ることができたようなのですが、義弟(50歳)は立ち直ることができず、食欲もなくなるほど落ち込んでいました。
仕事から帰ってくると、毎晩泣き続け...軽い鬱状態になっていたようです。
その頃、義妹は「夫(義弟)がまた犬を飼いたいと言っているけれど、自分も体調が不安定で飼う自信がないからはぐらかしている」と言っていました。
その話を聞いてから2カ月半が過ぎた頃、突然義妹から連絡がありました。
「新しいワンちゃんを迎えることにしましたが、自分たちもいい歳なので、何かあったときは、姉さんに我が家のワンちゃんの面倒見てもらうことにしました。よろしくお願いします!」
そんな文章とペット保険の契約書の画像がLINEで送られてきたのです。
驚いて義妹に連絡をすると、「もうペットは飼わないつもりでしたが、夫(義弟)の様子がどんどん悪くなる一方。体調を崩して会社も休みがちになって、このままでは彼がおかしくなってしまう」と危機感を抱き、新しい犬を飼うことになったようです。
ペット保険を2人で検討しているとき、飼い主が先に亡くなった場合、ペットの世話をすることを条件に積み立てた保険金を、特定した相手に渡す保険があることを知り、契約したそうです。
そのときに面倒を見てくれる人を2人で相談し、私の名前を書いたんだとか。
日頃から自己中な義妹にいろいろと迷惑をかけられていた私は、平然と事後報告する姿に腹が立ちました。
「勝手に私を特定して、無断で契約をするなんて信じられないわ! 常識がある人なら、まず保険に入る前に私に相談するのが筋じゃないの?」
「いくら身内だからって、そんな重大なことを事後報告で済ますなんて信じられない。しかもLINEで...」
そう怒ったのですが、義妹にはまったく響きませんでした。
「そんな怒らないでよ、勝手に悪かったわ。でもさ、私のほうが少しだけ若いし、多分新しい子も看取ってあげられるから心配しないで」
「夫が心配性だから入っただけだから...だけど、姉さんって私と同年代なのに考え方が古いから驚いたわ!」
笑ったうえに、さらにこう続けたのです。
「以前はもっとフランクな考え方の人だったけど、父さん(73歳)や母さん(70歳)と一緒にいる時間が長いから、考え方が古くなっちゃったのかな」
腹が立ってしばらくの間、ムカムカが収まりませんでした。
人気記事:「俺は知らんで」息子だと思っていたクレジットカードの利用。まさかの不正利用...!?《中道あん》
人気記事:《漫画》給食室で「触るな」と言われた謎の箱...栄養士が隠していたあり得ない行為とは!?<前編>
人気記事:《漫画》自分のミスはヘラヘラごまかす20歳年上の神経質夫。それを見た娘が鋭い一言を!<前編>
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。