「このクルマ、呪われてないか...」やけにトラブルを呼び寄せる妻の愛車

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:ごんちき
性別:男性
年齢:48
プロフィール:東北地方の会社員で妻と二人暮らしです。

「このクルマ、呪われてないか...」やけにトラブルを呼び寄せる妻の愛車 48.jpg

私の妻(50代)の話です。

私たち夫婦は田舎に住んでいます。

田舎では自動車は必須、なければとにかく不自由します。

そのため、私と妻はそれぞれ1台ずつ自動車を所有しています。

妻の自動車はありふれた国産車で、すでに10年ほど乗っています。

近所でしか乗っていないのでそれほど痛んではいませんが、私はそろそろ買い換えてほしいと思っています。

それというのも、この自動車を購入して以来、妻はさまざまな交通トラブルに巻き込まれているからです。

今の自動車を購入してから3年ほど経過したある日のことです。

当時、妻が勤めていたスーパーの駐車場に駐車していたところ、隣に駐車していた高齢男性が運転操作を誤ってしまい、妻の車めがけてドンと一撃。

妻は乗っていなかったので怪我はありませんでしたが、運転席のドアに大きなへこみができてしまいました。

その高齢男性から修理代は払ってもらえましたが、タイミングが悪ければ妻が怪我をしていたかもしれません。

それから2年ほど経過したある日のこと、夜の農道を妻が車で走っていました。

すると突然、側面から怪しげな影が妻の車に突進してきてドンと一撃。

獣のようなもの、おそらくイノシシに突進されたらしく、今度は助手席側のドアが大きくへこんでしまいました。

私も妻も20年以上車に乗っていますが、イノシシにぶつかったなんて初めてのことです。

低速で運転していたため事故にはなりませんでしたが、今度は相手がイノシシです。

弁償もしてもらえるわけがなく、高額な修理代を自費で支払う羽目になりました。

さらに「イノシシ激突事故」の翌年、妻が農道を走っていたとき、突然助手席側の窓が粉々に割れました。

びっくりした妻は自動車を急停止させ、何事かと周囲を見渡すと、道路の端っこの方で草刈り作業をしている男性が唖然としてこちらを見ていました。

男性の草刈り機が道端の石ころをはね飛ばし、飛び石が走行中の妻の自動車の窓を直撃。

窓を割ってしまったようでした。

男性に修理代を払ってもらい修理しましたが、妻は恐怖で2、3カ月も運転ができなくなってしまいました。

今でも走行中に道端で草を刈り取っている様子を見ると、必要以上に大きく避けて通過します。

私も妻もこんなにトラブルに見舞われる車には乗ったことがありません。

私は「買い換えたら?」と勧めたり、自動車の広告を見つけては「これどう?」と勧めたりしていますが、妻の反応は良くありません。

妻は中古車が嫌いで新車しか買わないタイプです。

また、今の車は妻がずっと欲しがっていた車種なのですが、モデルチェンジして形が大きく変わってしまったため、新車でも買い換えは嫌とのこと。

買い替える気は今のところないようです。

しかし、この車だとやたらとトラブルに巻き込まれます。

夫としては大きな事故が起こる前に、妻が気に入る車が発売されることを願うばかりです。

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