<この体験記を書いた人>
ペンネーム:yobo
性別:女性
年齢:47
プロフィール:体力の限界と戦う2児の母です。
2005年、まだ私が新婚だった頃、近くに仲良くしているご夫婦がいました。
Aさん(奥さん)は当時25歳でしたが、素朴で落ち着いた雰囲気。
Bさん(旦那さん)は当時28歳、親しみやすく真面目そうな人でした。
ご夫婦は、幼稚園くらいのお子さんと3人暮らしでした。
最初は家族ぐるみでお付き合いをしていましたが、次第にAさんが私の夫に用事を頼むことが増えてきたのです。
Aさんの用事のために、夫が車で送迎を頼まれることもたびたびありました。
Bさんも車を所有していて、運転が好きと言っていたのになぜ?
そんなお願いの中でも、休日の早朝からAさんが長距離に渡る移動のために私の夫を呼び出したときには、さすがにモヤモヤしました。
しかも、Aさんは早朝に夫を呼び出した際、なぜかパジャマ姿でそのまま車に乗り込もうとしたのです。
慌てて夫が止めて、着替えてきてもらったそうですが、そんなAさんの行動が当時の私にとっては不謹慎に感じられて、Aさんに「あまり夫を呼び出さないで欲しい」とお願いしたこともありました。
しばらくして、Aさんは個人事業の傍ら、水商売も始めたとBさんから聞きました。
お店のホームページに掲載されているAさんの写真を見たときは、容姿の変貌ぶりに驚きました。
普段はほとんどメイクをしないのに、写真のAさんはまるで宝塚の男性役のようなくっきりとした顔をしていたのです。
当時の流行とは異なっていましたが、強い個性は感じられました。
同時に、まさに別人のその姿に、Aさんの二面性を垣間見たような気がしました。
そこからまた時が流れ、2007年。
仕事の都合で長期出張に行っていたBさんから、私の夫にメールがありました。
「妻が妊娠しました」
そのメールに対して、私の夫は単刀直入に「思い当たるんですか?」と返信しました。
さすがに失礼な質問では? と思いましたが、Bさんからは「いや、なぜでしょうね...」と返信が来たそうです。
どうやら思い当たる節はなさそうでした。
Aさんが出産した後に家族写真を見せてもらったところ、下のお子さんはBさんに全く似ていませんでした。
何があったのかは、Aさんのみが知るところではありますが、あのときにAさんと距離を保っておかなければ、もしかしたら我が家も何かの騒動に巻き込まれていたかもしれません。
早めに距離を保っておいて良かったと思いました。
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