注射針が「直角」に近づいてくる恐怖...新人とはいえ、看護師さん大丈夫？

2022年春、私はお腹の激痛で朝から病院に駆け込みました。

当時はちょうど世の中の感染症も落ち着いていて、病院内もいくぶん余裕がある雰囲気でした。

新人の看護師さんが入ったようで、先輩看護師がゆったりと仕事を教えながら治療も進めています。

私の腹痛があまりにひどかったので、痛みを抑える点滴をすることになりました。

そこで、先輩看護師（50代男性）の指示で、新人看護師（20代半ば女性）が私に点滴の針を入れることになりました。

新人とはいえ、研修を受けているだろうから大丈夫と私は身を任せていました。

しかし、その新人看護師はどうも様子がおかしいのです。

私の血管に対して、直角に針を入れようとしています。

このままでは血管の反対側まで針が到達してしまう...。

失敗をするたびに新人看護師は「ごめんなさい！　痛かったですよね」と優しい言葉を投げかけてくれるものの、何度も刺し直しをされたことにより、私はすっかり不安になってしまいました。

ちなみに、私は注射や採血の最中でも余裕で針を見ていられるタイプです。

私の顔色がいよいよ悪くなってきたところで、先輩看護師が「代わろうか」と手際よくやってくれました。

最初からそうしてくれよ...と思ったのは言うまでもありません。

さらに、検査のためにもう一回針を刺さなくてはならなかったのですが、先輩看護師が新人看護師に対して「針は直角ではなく寝かせるようにして刺して」と指示していました。

針の角度がおかしいことを指摘してくれたことには安堵したものの、今さらそんな話を患者の前ですることに驚きました。

そもそも、看護師になるために、大学や専門学校を卒業しているはず。

あの新人看護師は在籍していた間、一体どのような勉強をしてきたのでしょう。

病院勤務が決まった段階でも、何も研修を受けなかったのでしょうか。

私が初めての患者であったとしても、さすがに血管に対して直角に針を刺すのはありえないと思うのですが...とにかく嫌な体験でした。