<この体験記を書いた人>
ペンネーム:マナ
性別:女性
年齢:42
プロフィール:10歳息子・夫・3人暮らし42歳フルタイムワーママです。
2022年の出来事です。
73歳の実父の認知症が悪化し、グループホームに入所しました。
おかげで数カ月に渡って続いていた、徘徊による行方不明の心配がなくなり安心して生活できていました。
しかし、実家の管轄のケアマネージャーから私のところに連絡があり、今度は「実母に認知症の疑いがある」と言われました。
父の入所前は、父が行方不明になると探しに行ったり、役所とのやり取りに行ったりと、私は頻繁に実家と我が家を行き来していました。
しかし、ちょうど入所したタイミングで車が壊れてしまったこともあって、実家に行けておらず、しばらく母の顔を見ていませんでした。
父の施設入所の経緯は、1人で介護する母の精神状態がおかしいことに気が付いた私たちが、半ば強引に父を入所させるような形でした。
母はそのときも「父は認知症のふりをしているだけで本当は違う」と言うなど、心配になるような言動はありました。
ケアマネジャーさん曰く、母は複数回、父の施設について役所に相談に行っているのだそうですが、毎回「初めての相談なのですが」と話しているようで...。
そんなことが何回かあったため、再び来たら娘さんに連絡しましょうと決め、また母が相談にきたタイミングで、私に電話がかかってきた流れでした。
その後、父の入所施設で話す機会がありました。
父は施設でそれなりに楽しく生活をしているみたいでよかったのですが、母は、まだ父が認知症であることを認めていませんでした。
どこでも排泄してしまう、入浴を拒否する、ご飯を食べない、徘徊をしてしまうなど、明らかに認知症と思われる症状はあるのに、それは施設のせいだと...。
話し合いの結果、次の場所か次の対応が決まったら、父を退所させる方向で動くことになりました。
母としては、毎月の費用が高くて不安のほうが大きいとのこと。
これに関しては、私たちも金銭的に援助ができない状況のため、何も言えません。
母と私で、他の特別養護老人ホームの申し込みもしてきました。
話し合いに来ていた兄とも相談し、とりあえず少しでも母が安心するのならと10万円を渡し、引き落とし用の口座に入金してもらいました。
ですが、本当に入金されたか明細を確認してみるとびっくり! なんとかなりの額を貯め込んでいたのです。
母は「もう来月も生活できない...」と言っていたのに...。
今は自宅で犬を飼っているため、母は1人で生活をしていますが、今後のことを真剣に考える必要がありそうです。
父のことが一段落したと思ったら今度は母。
いつまで続くか分からない介護生活...先が見えません。
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