みなさんこんにちは!ワフウフです。
姉・なーにゃんとふたりでアルツハイマー型認知症になった母・あーちゃんの介護をしています。
【前回】老人ホームの洗濯物事情。下着を洗われるのが恥ずかしい母がとった「謎行動」/ワフウフ
認知症が判明した時、母は父と2人で自宅で暮らしていました。
父・たんたんは母が認知症になる前から精神的・経済的なDV夫でしたが、母が認知症になってもまるで生活のフォローをしてくれないばかりか、母名義の預金を取り上げようとまでするようになったため、 2019年4月、母は父から逃れて介護付き有料老人ホームへ入居しました。
父は、母の預金を自分のものにするために、 母が娘達に預けた通帳や銀行のカードを娘達が持っていると知った上で何度も再発行しようとしたり、母のふりをして母の携帯電話から「通帳とカードを返して欲しい」とメールを送ってきたり、挙げ句の果てには娘達が妻の通帳を返さないと警察まで訴えに行ったりと常軌を逸する行動をたくさんとって来ましたが、母が老人ホームに入ってからまたひとつ分かったことがあります。
父は母に「自分の遺産は夫ひとりに遺します」という内容の遺言書を書かせたらしいのです。
その話は老人ホームに入る前に母から聞いていましたが、その時は
と言っていました。
しかし後日、老人ホームに入ってからその話をしたら、
と言うのです。
恐らく父は、何度母の通帳の再発行をしようとしても娘達に鉄壁の守りで阻まれ、母が生きている間に母の預金を自分のものにするのは難しいと悟ったのでしょう。
それならば遺産相続の際には娘達には一銭も渡さずに独り占めしようと考えたのかもしれません。
父のお金への尋常ではないほどの執着は分かっていましたが、82歳(当時)にもなって自分より5歳も歳下の妻より長生きし、その遺産を全て自分のものにするつもりでいる異常さに改めてドン引きしました。
もちろん、父が母に無理やり遺言書を書かせた時には既に母には認知症の診断がおりていたので、申し立てをすればその遺言書を無効にすることはできるでしょうが、念のため父が母に書かせた遺言書よりも新しい日付でもう一度母に「遺産は娘達2人に遺します」という遺言書を書いてもらいました。
それが無効になっても、ワフウフ達の手元には母が認知症になる前から事あるごとに書いた同じ内容の遺言書が何通もあるので強いと思います。
残念ながら父の望みに反して、
というのが認知症になる前からの母の一貫した願いなのです。
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