<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ぴっぴ
性別:女性
年齢:43
プロフィール:小学生高学年と低学年の2人の子どもを持つパート主婦です。
先日近所を歩いていたとき、歩道でバイクを押して歩いているおじいさん(70代くらい)がいました。
重そうなバイクだなと思った瞬間、おじいさんはよろよろとバランスを失い、バイクごとゆっくりと倒れ、尻もちをついて倒れこんでしまいました。
足がバイクの下敷きになっています。
これは大変とすぐに近づき「大丈夫ですか!?」と声をかけたところ、おじいさんはムッとした表情をして私から視線をそらすと、シッシッと追い払うように手を動かし「大丈夫だよ!!」と怒鳴りました。
明後日の方向を向き、ちょっとびっくりするような声量です。
大声に「え!?」と萎縮してしまった私。
でも、おじいさんが痛そうな顔をしていなかったので、けがはしていないと思いました。
バイクさえ起こせばおじいさんも立ち上がれそうです。
ここで迷ったのが、どう手を貸すかということ。
大丈夫だと言っている人に手を貸すとプライドを傷つけてしまうかもしれない...と思いつつ、でもバイクを一人で起こせるのかな...、起こせるのなら今すぐ起こすはずよね、とモヤモヤ。
尻もちついているままだし...など、どうすべきか迷っていました。
やはりほおっておくこともできず「あの...バイク起こしますね」とおずおずと話しかけると「いいって!!」と再度怒号。
きっと恥ずかしさやこんなはずではなかったなど、さまざまな気持ちがぐちゃぐちゃになっていて、それがこの怒号につながっているのだと思うのですが...。
でも、大声を出されると怖いですし、悲しくなります。
それでもバイクを起こさないことにはと思い、バイクのハンドルに手を伸ばしました。
すると、たまたまそばを通りかかった50代くらいのサラリーマンが「バイク起こしますね~」と言って返事も待たずにさっとバイクをつかみ、起こしました。
すぐさまおじいさんもすくっと立ち上がり、サラリーマンに「ありがとう!」と大きな声でお礼を言って、私のことはガン無視でバイクを押して去ってしまいました。
サラリーマンもバイクを起こしたら、そのままさっさと歩いていってしまいました。
サラリーマンのように返事も聞かずにさっと起こすべきだった、あれが正しい方法だったんだ...取り残された私は自分の対応の悪さに落ち込みました。
一方で、おじいさんは私を邪険に扱いすぎじゃない? もしかして私がただただむかつくタイプだった? いや女だから嫌だった? とモヤモヤ。
答えがでないことなのに、一人でぐるぐる考えてしまいました。
けががなくてよかった話なのですが、あの対応は納得できません。
どうするのが正解だったのでしょうか。
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