<この体験記を書いた人>
ペンネーム:さんた
性別:女性
年齢:46
プロフィール:子育て中の主婦です。
現在15歳、中学3年生の息子は、地元の公立中学に通う受験生です。
夏に部活を引退し、本格的に受験シーズンに突入しました。
息子の通う中学校には、いろいろなご家庭の生徒が通っていて、もちろん受験に積極的ではないご家庭のお子さんもいます。
私はこのような価値観が統一されていないところが公立中学校の良さだと思っていて、受験に対する姿勢がそれぞれであることも当然だと考えています。
しかし、いざ受験を目の前にして緊張が高まってくると、いろいろ「え?」となることも増えてきました。
息子は目指す学校があり、部活を引退した夏から少しずつ勉強時間が増え、受験へ向けてスイッチが入ったようでした。
夏休み明けのテストでは少し成績を上げましたが、まだまだ志望校の合格ラインには届かず、悔しさをバネに頑張っています。
一方、同じ部活で毎日一緒に下校していた仲良しのK君とM君は、いまだにスイッチが入らずにのんびりしているようです。
入学して同じ部活で知り合ったK君とM君は、中学校生活を通して親友になったようでした。
これまで何度か喧嘩をしたこともありますが、そのたびに仲直りし、結局は中学校生活をずっと一緒に過ごしています。
そんなK君とM君は、放課後にオンラインで一緒にゲームをしているようで、平日でも日付が変わる時間までゲームをしている日もあるようです。
その結果、授業中に眠ってしまうこともしばしば。
一方、息子は内申点向上を目指して「そこまでやるか?」と思うほど頑張っています。
毎時間の予習を徹底し、授業中は必ず発表をするようにし、授業後は先生を追いかけて質問をしたり、内申点をさらに上げるために自分に何ができるのか先生に相談したり、できる限りのことをしているようです。
本当は友だちと楽しい時間を過ごしたいのを我慢して頑張っている息子。
その反動なのか、K君やM君が楽しそうにゲームの話をしている姿や、授業中に眠ってしまっている姿を見て、息子はとても腹立たしい思いをしており、毎日「今日もあいつは寝ていた!」と怒っています。
しかし、腹立たしく思うのはお互い様のようです。
内申点を気にして行動する姿をK君とM君に茶化されることがあり、息子は腹を立てています。
近ごろは「点取り虫」と呼ばれ、一緒に下校することもなくなってしまいました。
あんなに仲良しだったのに、親としても残念です。
多感な中学生の時期を共に過ごした大事な友人同士なのに、受験に対する焦りやイライラをお互い相手にぶつけあって、関係がこじれてしまっているようです。
15歳、自分では大人だと思っていますが、まだまだ幼いのだなぁと感じます。
受験の厳しさに親子で悶々としています。
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