<この体験記を書いた人>
ペンネーム:みけ
性別:女性
年齢:53
プロフィール:両親と同じ敷地内に住んでいる53歳の自営業。
82歳になる父の話です。
75歳を過ぎた頃から何をするにも面倒くさがるようになりました。
うちは建設業を営んでいますが、仕事も面倒くさがるようになり「そろそろ現場の作業は頼めないな」と思ったものです。
そして2022年、大きな病気を患い1カ月以上入院してからは、さらにたちが悪い感じになってしまいました。
それは、物事を自分の想像で決めつけてしまうことです。
先日、私が新しい冷蔵庫を購入して配達してもらったときのことです。
私の住まいは、この辺の田舎に多い下が車庫で上が住まいになっている「長屋」と呼ばれる建物で、外階段が急な造りになっています。
それまで使っていた冷蔵庫は30年くらい前の重たくて大きいものだったため、購入当時は搬入するのが大変でした。
そのため、今回も下に降ろすのが大変だと覚悟していると、案の定、配送員の人たちは「これ本当に入り口から入れたんですか? ベランダからとかじゃなくて?」と驚いていました。
その様子を隣の実家から見かけた父は、状況をよく把握していないまま、騒ぎが大きかったことだけで判断して、母に「車が邪魔で運びこめずに持ち帰った」と言ってしまったのです。
それだけだったら笑い話で終わりになったのですが、何と兄夫婦に車庫の車を移動するように指示を出してしまっていました。
兄夫婦が車を動かしているのを見た母から私に確認が入り、「えっ!? どうりで下が騒がしいと思った!」と慌てて降りて行ったのですが、すでに車の移動は終わっていました。
改めて「冷蔵庫は無事に部屋に収まりました」と伝えて、兄夫婦が車を元の位置に戻して解散となったものの、勝手な想像でみんなに手間をかけた父は知らん顔です。
今まで「想像で決めて人に話しちゃダメだよ」と何度も言っているのですが、もう効き目がありません。
なんだか「来るべきときが来てしまった」ような気がしています。
今までのように困りながらも「しょうがないなぁ」と放っておくわけにもいかず、どうしたものかとモヤモヤしています。
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