「私はもうダメだ!」と弱音を連発する義母にうんざり。ところが思いもよらないライバルが出現して...

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:うさぎ
性別:女性
年齢:51
プロフィール:何か美味しいものを食べに行きたいと思っているパート主婦です。

「私はもうダメだ!」と弱音を連発する義母にうんざり。ところが思いもよらないライバルが出現して... 66.jpg

義母(74歳)には、あんまり褒められない口癖があります。

それは「私はもうダメだ!」です。

この口癖を言い始めたのは70代になった2018年頃だったと思います。

当時、義母が買い物の帰りに歩道で転んで額を切ったことがあり、それがきっかけかもしれません。

転んだことで外を歩くのが怖くなった義母は、歩くことが減り、それによって足が思うように動かせなくなる悪循環に陥ってしまいました。

それも自信を失った原因でしょう。

最初の頃こそ「私はもうダメだ!」と言われても「そんなことないよ〜」と返答していたのですが、あまりにも頻繁に言われるとこちらもイヤになってきます。

でも、義母は無意識に「私はもうダメだ!」と口から出てしまうそうで、私も感情的にならずに「聞かされるほうもイヤだよ」と淡々と言うようにしていました。

ただ、納得いかないこともあります。

それは、息子(私の夫、51歳)の前では言わないのです。

義母あるあるかもしれませんが、息子の前では「私はもうダメだ!」とは言いません。

そんな義母ですが、2022年の秋に義母の孫娘(24歳)の結婚式に出ることになりました。

結婚式場が自宅から車で2時間ほどかかり、足も悪いので最初は出席を渋っていたのですが、孫娘の強い希望もあって参加することになりました。

結婚式に行くとなれば、着ていく服を考えなければなりません。

義母は私に「洋服を買いに行くのに付き合ってくれ」と言ってきました。

もちろん、それは構いません。

しかし、結婚式に出席することが決まってから、これまで以上に義母は「私なんか...」「結婚式に行きたくない、私はもうダメだ!」の連発。

聞いているほうががっくりしてしまいます。

しかし、それが改善されるきっかけがあったのです。

その後、結婚式に、孫娘の母親である義姉(54歳)の嫁ぎ先のお義母さん(91歳)が出席することが決まりました。

このお義母さん、現在は介護施設に入所しているのですが、そこから結婚式に出席すると聞いて、義母はちょっと対抗意識が出てきたようなのです。

向こうのお義母さんが出席すると聞いてからは、なぜか「私はもうダメだ!」と言わなくなりました。

人間はライバルがいると力が湧いてくるのでしょうか?

向こうのお義母さんに自分の弱った姿は見せられない意地なのでしょうか?

理由はともあれ、パワーが出てくれば何より。

私は、結婚式が何とか無事に終わって欲しいと願うばかりです。

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