<この体験記を書いた人>
ペンネーム:とらとら
性別:女性
年齢:54
プロフィール:アラフィフ兼業主婦。食事の時はゆったりとした椅子に座りたい派です。
今年54歳になる兼業主婦です。
私の友人Bさん(55歳)の家で体験したちょっと変わった習慣の話です。
ある日、Bさんの家族が出張や部活の遠征などで全員いないということで、Bさん宅で飲むことになりました。
初めて入るBさん宅。
その時に、私はBさん宅のとある光景に驚愕してしまったのです。
年甲斐もなくちょっとワクワクしながら「おじゃまします」と手土産を片手に玄関を通ると、廊下を通り抜けた奥にリビングがありました。
Bさん宅のリビングはフローリングに大きなラグを敷いていて、その上に黒のローテーブルがありました。
印象としてはシンプルでおしゃれな感じです。
「綺麗にしてるね!」私がテンション高くそう言うと、Bさんは「そんなことないわよ。あ、お茶入れてくるからテレビでも見て待ってて」とテレビの電源をつけてからキッチンへ歩いていきました。
私はとりあえず座ろうとローテーブルに近づいたのですが、その下に何かあることに気が付きました。
テーブルの下を覗き込むと、そこにはお風呂用の低い椅子があったのです。
しかも、1個ではなく4個か5個も。
なんでこんなものがここにあるのだろうと思っていると、お茶とお菓子を用意してリビングに入ってきたBさんは「おまたせ~」とローテーブルに近づくと、くだんの風呂椅子を引っ張り出し、それに座りました。
そのときの私の衝撃はかなりのものでした...。
まさかそれに座ると思っていなかったので、本当に何が起こったのか分からなかったのが正直なところです。
思わず「何してんのっ!?」と驚きの声をあげてしまいました。
すると、Bさんはお茶をすすりながらきょとんとして、しばらくしてから私がツッコミたかったことが分かったようで「あぁ、この椅子のこと?」と笑って言いました。
Bさんいわく、Bさん宅ではいつもリビングで家族全員、風呂椅子に座ってくつろいでいるのだとか。
確かにローテーブルに対しては風呂椅子に座るとちょうどいい高さにはなるようでしたが、「ラグの上に座ったほうが楽じゃない?」と思ってしまいました。
また、Bさん宅ではリビングで家族そろって食事をとるそうで、全員が風呂椅子に座っているシュールな光景を想像し、絶句してしまいました。
世間には変わった習慣のお宅があるのだなぁと感じた話でした。
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