<この体験記を書いた人>
ペンネーム:みわちゃん
性別:女性
年齢:61
プロフィール:いろいろあっても優しくありたいと思う日々です。
音楽教室で講師をしています。
2歳児から中学3年生までが対象で、クラスの人数は5~10名ほどです。
この教室では、特に使う教材は決まっていません。
クラスの子どもたちの様子から、それぞれの講師が授業計画を立て、教材も考えます。
講師のオリジナリティ、子どもや保護者に対する対応なども問われますが、授業内容に
ついては、どの先生が担任になるかで当たりはずれがあると言っても過言ではありません。
昔からのやり方を継承するだけの人、既存の教材ばかりを集めてやる人、淡々と授業をやる人もいます。
そういった人たちの授業はつまらないことが多いです。
私は、子どもたちに豊かになってもらいたい思いで授業を展開しているので、どちらかと言うと我が道を行くタイプで、新たな教材も常々作成しています。
作るのには膨大な時間を使いますし、PCのスキルも必要とされます。
あきれたことに、そもそもPCを扱える先生方は少ないですのが...。
とある講師会での出来事です。
定期的に講師会があり、教材研究や意見交換をするのですが、伝統的な教材を使って指導をしている人がほとんど。
年配の保守派の先生に、腰巾着のように媚びる先生もたくさんいますが、いつも教材をブラッシュアップさせている私は、そのような先生方にとっては目障りな存在のようです。
あるとき、講師全員が大きな円になって話す機会がありました。
「〇〇先生、いかがですか?」
保守派の司会の先生が、1人ずつ順番に指導法について聞き始めました。
さて次は私...というときです。
「△△先生、いかがですか?」
「???」
なんと、司会をしていた先生は私を抜かしていきました。
あまりのことに固まっていると、その後も個性豊かな先生のことはやはり飛ばすのです。
おそらく、若い先生たちには保守的な指導法を継承してほしいから、よけいな考えに影響をされてほしくないのでしょう。
普遍的なものは大切ですが、時代は動いているのです。
音楽も多様化しているのです。
ヒップホップなんかを踊っちゃう子どもたちにとって、おばさんたちの古いダサダサな踊りってどうなのでしょう?
もっと聞く耳を持ちましょうよ、柔軟に対応しましょうよ、素直になりましょうよ...そうしないと個性豊かな子どもたちを育てられないと思うのです。
若い先生のパーソナリティが存分に発揮できたらもっと面白くなるのに...と、ため息をつく日々です。
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