<この体験記を書いた人>
ペンネーム:りゅうこ
性別:女性
年齢:40
プロフィール:先日、誕生日を迎えました。充実した40代を送りたい!
地元の小さな町工場で営業をやっています。
その町工場は、社員は数人しかいません。
しかも社員全員が地元民なので、自然と家族のような付き合いになります。
まさに「超アットホームな職場」です。
ただ、お互いに距離が近いからこその問題があります。
例えば、事務のおばさん(55歳)です。
とても気さくで良い人なのですが、ある時期から、営業の男の子(23歳)に毎日お弁当を作ってくるようになりました。
話を聞くと「あの子は一人暮らしでお金もないって言ってたしねえ。しかも毎日カップラーメンだから可哀想になっちゃってさ」とのことでした。
さらには「もううちの子は自立して頼ってくれなくなったから、こういうことをしてあげたい」とも言っていました。
営業として働いている男の子こそ自立しているだろうと思ったのですが、まあ本人が好きでやってあげているなら良いだろうと、特に気にもしていませんでした。
しかし、ここは超アットホームな職場です。
事務のおばさんがお弁当を作ってあげたことなんて、初日に職場の全員が知るところになります。
お弁当を食べる男の子の横で「面白くない!」と声をあげたのが、同じ営業の男の子(25歳)です。
その子は23歳の子に嫉妬して「事務のおばさんは、僕にとってお母さんのような人だったのに、アイツにとられて悔しい」と言いだしたのです。
しかも、同僚たちに言ってもあまり相手にされないことが分かると、なぜか私とのLINEで愚痴り出しました。
内容は「アイツは嫌いだ」「事務のおばさんにアイツだけが気に入られている」「オレもお弁当が欲しい」などなど愚痴ばかり。
百歩譲って心の中で思ったとしても、普通は口にしないような幼稚な内容でした。
まあ、40歳の私から見れば25歳なんて子どもなのですが、それにしても自立した社会人の男に毎日メソメソとみみっちく愚痴られても困ります。
「彼女でも早く作りなよ」と言ったところ「出会いがない!」と言ってきました。
「今はマッチングアプリとかあるんでしょ、良い時代じゃない」と言えば、今度は「ああいうのはよく分からないし、なんだか怖い!」と言ってきました。
分からないなら調べろよ、と思ったのですが、もうあまりに面倒くさかったので、マッチングアプリの登録から、そこに掲載する写真の撮影まで全部やってあげました。
実は彼、私にお弁当を作ってほしかったようで、暗にねだられていることは薄々察していました...。
お弁当を作るよりははるかにマシという判断です。
その甲斐あってか、先日は「ようやくマッチングしたので今度デートする」と言ってました。
もう、心の底から上手くいってほしいです。
甘えるなら職場の同僚ではなく、彼女に甘えてほしいですからね。
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