<この体験記を書いた人>
ペンネーム:とらとら
性別:女性
年齢:53
プロフィール:アラフィフ兼業主婦。最近疲れているのか、寝入ってしまうとなかなか起きられません。
今年54歳になる兼業主婦です。
私には19歳になる息子がいるのですが、我が子ながら少し変わっているというか...。
高校に通っていた頃、進路相談で「俺、ユーチューバーになる」と私と進路指導の先生の前で高らかに宣言し、現在は映像系の専門学校に通っています。
息子の性格はやんちゃでお調子者です。
ただ、変に真面目なところもあり、特にいじめなどは大嫌いで、いじめっ子とけんかになったと学校から連絡を受けたこともありました。
また、不良ではないですが、夜中に家を抜け出して友だちの家に遊びに行くこともしばしば。
あとで聞くと、いじめで不登校になっていた友人の家に行き、一緒に勉強やゲームをして励ましつつ、学校に行かないかと説得していたようです。
本当に誰にも気づかれないように家を抜け出るので、ある日の夜など、息子が家にいないことに夫(今年55歳)が気づき、警察に連絡する騒ぎになったこともあります。
これを機に反省してくれたらよかったのですが、残念ながら息子はその後もちょくちょく家族の目を盗んで出かけていたようです。
とある事件が起きたのはある夜のことでした。
家の外から息子の大声が聞こえました。
すでにかなり夜はふけていたため、私は「何事っ!?」と飛び起き、家族と一緒に玄関を出ました。
すると、息子が見知らぬ男の上に馬乗りになっていたのです。
息子の服装からして、また家を抜け出していたことは明白でした。
「何やってるのっ!」
怒鳴ろうとしたのですが、息子は「それどころちゃうよ! 泥棒やけん!」と男を必死に押さえ込んでいます。
息子は近所の家や車を物色し、実際に盗みを働こうとした泥棒を捕まえたのです。
性懲りもなく友人の家に遊びに行き、すっかり帰りが遅くなった息子は勝手口からそっと家に入ろうとしたそうです。
すると不審な男を発見し、逃げようとしたときに抑え込んだ、というのが事の顛末でした。
息子は感謝状をもらうことになりましたが、親としてはそんなことよりもまた夜中に家を抜けだしていたことのほうが問題で、手放しでは喜べませんでした。
今では家族の中で笑い話となっていますが、まだまだ何かやらかしてくれそうな息子に少し不安を抱いています。
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