こんにちは。斗比主閲子と申します。
アラフォー、既婚、複数人の子持ち、二世帯住宅在住、富裕層(※)です。
※富裕層は純金融資産1億円以上の世帯(野村総研定義)
【前回】あなたは投資に向いている? ストレスなく資産運用するために「リスク許容度」を知ろう /斗比主閲子
【最初から読む】現在「富裕層」の私がいかにして危険な姑との二世帯住宅に住むことを決めたか/斗比主閲子
投資の話題になると必ず議論になるのが、「投資は他人にお金を預けて増やしてもらうもの。自分磨きのように自分にお金を使って、自分がもっと稼げるようになるなら投資なんてしなくていい!」という話です。
15年以上ずっと投資をしてきた私が言うと変に思われるかもしれませんが、私もこの意見には賛成です。
他の方法で確実に儲けることができるなら、それにお金を使うのは自然なことですから、投資をするのではなく、自分磨きにお金を使うのは合理的です。
実際、私も若いころは自分磨きにお金を使っていました。
自分磨きというと色々ありますが、例えば、資格取得のために学校に通ったり、英会話を習ったり、有料セミナーに参加したり、体型を整えるためにジムに行ったりとか、そういうものです。
人によってはエステに通ったりするのも自分磨きにカウントされますかね。
金額でいうと100万円とか200万円とかそのぐらいです。
1000万円は使ってないと思う。
当時の私はまだまだ成長意欲もあったし、何より体力も精神力もありました。
だから、自分磨きで得たものは、仕事に確実に還元されました。
つまり、自分のために使ったお金が、もっと大きな金額になって戻ってきたということです。
分かりやすいのだと資格ですね。
職場によっては資格手当があって、不動産業界だと宅建(注:宅地建物取引士の略。不動産業界の必須資格)を持っていると月の給与が1〜2万円加算になったりします。
一度資格を取ればずっとお金を得られるわけですから、手当が出る資格を取るのは自分磨きとしてはかなりお得です。
他にも、ExcelとかPowerPointの勉強も分かりやすく仕事ができるようになります。
十数年前も有効でしたが、今でもみんな普通にExcelを使っているようで、完璧に使いこなせている人はそんなに多くはなかったりしますよね。
というわけで、私は実際に自分磨きをしてそれで仕事での賃金が増えましたから、「他人に投資をするより自分磨きをした方が儲かるなら、自分磨きをしたほうがいい!」という意見には賛成するわけです。
でも、今では私は自分磨きにはそんなにお金を使っていません。
自分に使うお金よりは、子どもの教育費の方がよっぽど大きいです。
そして、多額のお金を投資しています。
理由はこれもはっきりしていて、自分磨きでのリターンが減ったからです。
自分のためにお金を使うより、子どもの教育費に"投資"したり、株式を買って他人に投資をしたりするほうが、儲かるんですよね。
私も40過ぎてきて、新しいものを吸収する力が衰えてきていますから。
そりゃ、エステに通ったりして、自分の見た目を維持したいという気持ちはあるし、実際多少のお金を使ってはいますが、それに100万円とかお金を使いたいとは思いません。
何しろ中年が多少見た目をどうにかしたところで、大してチヤホヤされないじゃないですか(笑)
まあ、夫婦関係という意味では、節制が効いているのは良いことですけどね!
話が脱線しましたが、私は定期的に、自分磨きするのと他人に投資をするのとでどっちがお得かを点検していて、今では他人に投資をしたほうが儲かるから、他人に投資をする金額を増やすようになりました。
もちろん人によっては年をとっても自分磨きにお金を使った方が儲かるという人はいるでしょう。
年齢に限らず成長できる人はいるし、職場に居残るためには(給料を下げないためには)資格をとっておいたほうがいいなんていうのもあります。
自分にとって何にお金を使うと確実にお金が増えるかという観点で、人によっては自分磨きをするのが有効ってことですね。
今日はこんなところです。 ではでは!
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