<この体験記を書いた人>
ペンネーム:さんた
性別:女性
年齢:46
プロフィール:子育て中の主婦です。
17年前、私はまだ第一子の長女が1歳になったばかりの新米ママで、慣れない育児に奮闘していました。
当時、夫は仕事が忙しく、朝早く出かけて深夜に帰宅する毎日。
育児も家事もワンオペでこなしていました。
私より2歳年下で、当時まだ27歳だった夫は遊びにも夢中でした。
たまのお休みの日は友だちとバイクでツーリングに行ったり、連休があってもスキーに出かけてしまったり、家にいることはほぼありませんでした。
今振り返ると腹が立ちますが、私も若かったこともあり、良い妻、良い母であろうと一生懸命で、不満を感じる暇もなかったのだと思います。
娘の初めての誕生日のことです。
夫の義両親にとって娘は初孫ですから、私は2人を招いてお祝いをしようと計画を立てました。
前日から料理の下ごしらえを始め、当日は夕食の時間が長女のご機嫌のいい時間帯になるように、午前中は公園で遊び、お昼寝の時間に支度をして、なんとか義両親を迎えてささやかなパーティをしました。
義両親を自宅に招いて、義父と一緒にお酒を楽しんでいた夫。
おそらく夫も喜んでくれたのだと思いますが、義両親の前で私のダメ出しを始めたのです。
普段のお料理が全くダメだとか、お掃除ができていないだとか...。
確かに私は要領が悪いので、必死にやっているつもりでも足りないところがたくさんあったと思います。
それでもずいぶん無理をして、夫にも喜んでほしくて、がんばって支度をしました。
長女の初めての誕生日の席でそんなことを言われて、さすがに涙が出そうなほど悲しくなりました。
こんなことなら私の実家でお祝いすればよかった!と思ったのですが、なんと義母が夫を叱ってくれたのです。
「普段、不自由なく生活ができるのは誰のおかげだと思っているんだ! それなのにバイクだスキーだと妻子をおいて遊び回って! あんたは何様のつもりなんだ!」
この日と関係のないことまで夫を叱りつける義母。
夫の趣味について私が義両親に話したことはなかったのですが、義母はなんでも知っていました。
普段、私が夫の意見に反論しても全く聞く耳を持ってくれないのですが、母親には弱いらしく、しょんぼり。
義母に促されて私に謝ってくれました。
大好きな夫ではありましたが、このときばかりは愉快痛快でした。
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