漂う悪臭、2週間前のおかず、放置された薬...認知症の母の「自宅暮らし」は限界だった/ワフウフ

みなさんこんにちは! ワフウフです。

姉・なーにゃんと2人で認知症の母・あーちゃんの介護をしています。

【前回】認知症の母が老人ホームに入居! 新生活にすぐ慣れた母が「どうしても不満だったこと」/ワフウフ

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認知症になった母の介護をしようともせず、母名義の預金だけは騙しとろうとする父・たんたんから逃れる形で、2019年4月に母は老人ホームへ入居しました。

度々外出したがって老人ホームのスタッフさんを困らせていた母ですが、それ以外には大きな不満もないようで、自宅で父と暮らしていた時とは別人のように顔つきが穏やかになりました。

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老人ホームに入ることにはかなり抵抗を見せ、なかなか縦に首を振らなかった母ですが、入ってしまえば

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と言うようになりました。

もちろん母としては父のいない自宅で暮らすことが一番の理想だったと思いますが...。

一方で、娘としては、やはり母の自宅暮らしは限界だったのだと感じることがいくつかありました。

まずは薬の管理。

これが自宅暮らしで出来なくて一番困っていたことでした。

母の部屋をチェックすると、いつも飲めていない薬や飲みかけの薬が山ほど出てきました。

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本人は 「薬だけはちゃんと気をつけて飲んでる!」 と、言い張るのですが、飲めていないことは明白でした。

そして、食事。

これも母は決して認めませんでしたが、母は老人ホームに入る何年も前から、料理というものが出来なくなっていたのだと思います。

母の財布のレシートをチェックすると、パンや果物や菓子など、そのまま食べられるものばかり。

週に一度通院に付き合う度に作り置きのおかずを差し入れるようにしていましたが、それも冷蔵庫に入れたらその存在を忘れてしまうのか、放置されたままのこともよくありました。

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老人ホームで食事を管理していただくことで栄養バランスの良い食事を食べることが出来るようになり、糖尿病なのに甘いものばかり食べることもなくなりました。

また、衛生面でも気掛かりがありました。

母の頭や口が臭うことが度々あったのです。

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美容院へ連れて行った時にウィッグを外させたら、大きなフケの塊が見えて衝撃を受けたこともありました。

しかしそれも、老人ホームに入ってからはなくなりました。

決まった入浴日に入浴することや歯磨きを促されることで、忘れてしまってやらないことが減ったためだと思います。

しかし、自分がアルツハイマー型認知症である自覚も、生活面で出来ていないことがあるという自覚も全くない母は、呑気に

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と言うのでした。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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ワフウフ

アラフィフの主婦。昭和を引きずる夫、大学生の長男、高校生の長女の四人家族。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに忘備録としてAmebaでブログを始める。電車で1時間半強かかる場所に住む実母の生活のフォローに姉とふたりで四苦八苦する毎日を、イラストと笑いと毒をほんのり混ぜながらブログに綴る。

ワフウフさんのブログ:「アルツフルデイズ」

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