「困ります!」試食にハマった若き日の私...ある日犯してしまったあまりにおバカなミス

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:やまと
性別:女性
年齢:42
プロフィール:夫と二人暮らしの主婦です。

「困ります!」試食にハマった若き日の私...ある日犯してしまったあまりにおバカなミス 74.jpg

約20年前、学生時代のことです。

ある日、駅前を歩いていると、献血の呼び込みの人が「今なら献血をされた方全員にハンバーガーを差し上げています」と言っているのが聞こえてきました。

無料でハンバーガーが食べられるなんてお得!と思った私はすぐに献血に行き、ハンバーガーを食べて帰りました。

次に献血に行ったときにはドーナツがもらえました。

世間知らずだった私は、この日以来、無料で食べられるもの探しにハマってしまいました。

まず目をつけたのが試食です。

「あそこの店は試食が多い」などの話を聞くと、遠くでも足を運びました。

試食の豊富さを売りにしているお店に行くため、日帰り旅行をしたことも。

今考えると交通費のほうが高いと思うのですが、当時の私は無料の食べ物探しが楽しくて仕方がありませんでした。

また、お店の創業記念祭などで商品のプレゼントがあるようなときは、もちろん並びます。

アイスクリーム一つをもらうために、2時間も並んだことも...。

普通の思考なら、2時間分働けばアイスクリームがたくさん買えると思うのですが...。

そんなある日のことです。

駅ビルの食品売り場でシュウマイの試食を見つけました。

出来立てらしく湯気が立っています。

さっそくいつものように食べていると「ちょっと、何やっているんですか!」と店員さんに声をかけられました。

「おいしそうだったので、試食をいただいたんですが...」

「困ります! それは試食ではなくて、冷ますためにパッケージを開けておいた商品なんです!」

なんと、私が食べてしまったのは試食ではなく売り物でした。

よく見れば、試食用に小皿に小分けにされていたわけでもなく、「ご自由にどうぞ」というような表記もありませんでした。

試食のことばかり考えていた私は、勝手に試食だと思い込んで食べてしまったのです。

私は勘違いのつもりでも、お店からすれば立派な迷惑行為。

通報されても仕方がありません。

「ごめんなさい、この商品は買い取ります」

恥ずかしくて、そして何より申し訳なくて何度も謝り、どうにか許してもらえました。

しかも天罰なのか、よりによって私が食べてしまったのはフカヒレしゅうまい。

3000円以上もする商品でした...。

無料の食べ物を探すつもりだったのに、普段の生活ではありえない大きな出費。

これに懲りて、無料の食べ物巡りはやめました。

そして今は、試食するのは買うつもりのものだけ、本当に食べていいのか確認してから食べるようにしています。

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