<この体験記を書いた人>
ペンネーム:夏子
性別:女性
年齢:45歳
プロフィール:同じ年の夫と私、子どもの3人で郊外の住宅街に住んでいる主婦です。毎日のんびり近所の公園を散歩して癒されています。
私は34歳で妊娠するまで、健診以外で産婦人科にかかったことがありませんでした。
地元に知り合いもいなかったため、いざ妊娠してもどの産婦人科が良いか分かりません。
結局「無難そうだから」という理由で、近くで一番大きな病院に通うことにしました。
ところが、通い始めてすぐに「この病院、ダメかも」と思うようになりました。
いつも混んでいるからでしょうか、スタッフ全員ものすごい早口で、いつもイライラしている印象なのです。
思い込みかもしれませんが、話がかみ合ってないと感じることもありました。
きっかけは妊娠初期の「出産前の不安を和らげるため看護師に何でも質問していい」という個人面談での出来事です。
当時、退院後にきちんと赤ちゃんの世話をできるか、とても不安に思っていました。
産婦人科は、入院中に沐浴や授乳の指導があるなどHPに記載があるのがほとんどですが、その病院のHPにはそのような記載が見当たらなかったのです。
そこで「入院中の過ごし方を知りたいのですが」と聞いてみたのですが、看護師さん(50代くらい)はそれを遮るように「フランス料理が食べたかったら他所に行ってください」と...。
確かに、産婦人科の中には、産後に出る豪華な食事を売りにしているところもあります。
おそらく「入院中の過ごし方」と聞いて、食事のことだと思い込んだのだと思います。
その看護師さんはその後も一方的に「病院だから決まった料理しか出せません」「レストランやホテルではありません」などとまくし立てて、個人面談の時間は終わってしまいました。
他にも気になることがありました。
予約しても3時間くらい待たされるのが普通だったのですが、あるとき4時間近く待っても呼ばれないことがあったのです。
目安になる時間を知りたかったので、受付に「すみません。あと何人くらい後に呼ばれますか?」と確認しました。
すると、受付の人(30代くらい)は慌てて奥に駆け込んで何か話してから「次に診察するので、診察室の前にどうぞ」と一言。
名前を呼ばれて診察室に入るなり、男性の医師(40代くらい)が「忙しいのはね、こっちも一緒ですよ!」と大きな声で言ってきました。
その後も、まだ横たわってもいないのに「早く(服を)まくってくださいよ! 忙しいんだから、ちょっとは協力してくれたっていいじゃないですか」と終始イラついた様子でした。
たぶん「あと何人」と聞いただけなのに「忙しいのにいつまで待たせるのか」とのクレームを入れたのと勘違いしたのでしょう。
その日は超音波検査だったのでまだ良かったですが、内診の日にこんなふうに対応されたら本当に嫌だなと感じてしまいました。
細かいことを指摘したくないのですが、ミスも多い病院でした。
血液検査の血を入れる容器の名前を書き間違えたり、検査結果を記入する欄を間違えたりなど、毎回のように何かしらあるのです。
採血や血圧測定の作業台に誰かの携帯が置いてあって、患者さんの忘れ物かスタッフの私物か分からないと騒いでいたことも...。
その携帯は1時間以上前からあったはずですが...作業台にずっとあったのに気が付かなかったのでしょうか。
かなり驚いてしまいました。
医師はイライラしているし、看護師と上手く意思疎通できない、そのうえ細かいミスも多いので、この病院では安心して出産できないかもと感じ、別の病院で産むことにしました。
その病院も同じくらい混んでいて待たされましたが、スタッフの皆さんは明るい表情だったのが印象的でした。
通っている間も入院中も不安を感じたことはなかったので、思い切って病院を変更して良かったです。
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