「えっ、この服ってもしかして...」古着集めのボランティアに熱心なボスママの「悪行」

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:まるおじ
性別:男性
年齢:53
プロフィール:専業主婦の妻と大学生、中学生の子ども2人の4人家族の父です。子どもが同時に中学・大学に進学してお金も精神的な負担も大変でした。

「えっ、この服ってもしかして...」古着集めのボランティアに熱心なボスママの「悪行」 43.jpg

今から3年ほど前、妻(40代半ば)のママ友Aが起こしたトラブルの話です。

Aと知り合ったのは、娘が幼稚園の頃なので10年ほど前。

出会った当時からママ友たちのリーダー的な存在で、とても友人の多い活動的な人だったそうです。

また、保護者会の会長を務めるなど面倒見もよく、地域のボランティア活動にも熱心に取り組むなど、周囲に対して献身的に行動していたことから近所でも尊敬されていました。

若い頃に留学経験があったAは、とりわけ海外の恵まれない子どもへの支援活動は自分のライフワークだと大変力を入れていました。

毎年秋頃になると、幼稚園のママ友たちから古着を集め、海外に送る活動の取りまとめを行なっていました。

私の妻をはじめ、周囲の皆も賛同して、サイズアウトした子ども服を集めてAに渡すことが恒例行事となり、娘が小学校に入学した後もその行事は続いていました。

その後何年かたつと、Aから「寄付する先が増えた」と言われ、今まで年1回だった古着集めの回数が2回に増え、またしばらくするとさらに増えていくようになりました。

それでもママ友グループのメンバーたちは、昔からボランティア活動に頑張っているAに応えようと、できる限りの協力を続けていました。

しかし、3年前にそのママ友グループのBによって、Aのとんでもない事実が発覚しました。

Bは急に古着を集める回数が増え出したことや、子どもにオシャレな格好をさせている母親に、熱心に協力を呼びかけているAを不審に思っていたようです。

周囲のみんなが「Aさんがそんなことをする人ではない」と言うものの、疑いながら古着の提供を続けていました。

しかしある日、Bの娘さんが欲しがっていた服が絶版になっていたことから、某オークションサイトで探して購入したところ、タグのところに名前を消した跡が薄く残っていたそうです。

その名前に見覚えがあったBがママ友メンバーに聞いてみたところ、もともと他のメンバーのお姉さんの服だったことが分かったのです。

人づてに聞いた話では、Aは集めた古着でとても状態の良いものがあったのでオークションに出したところ、思いのほか高額で売れたため、その後ボランティアでの古着集めの回数を増やしたよう。

そして、売れそうなものをオークションに出品していたのです。

このことが発覚してからそのママ友グループは崩壊し、その後は誰もAと付き合わなくなりました。

妻も信じていたAに裏切られて大変ショックを受けていました。

ちょっとした出来心からかもしれませんが、人の善意を踏みにじる行為は本当に許せません。

人気記事:ある休みの朝に起きた義母からの「電話攻撃」。数分おきに10回続いて...?《しまえもん》
人気記事:《漫画》「俺が面倒見る!」だと? 1人暮らしの叔母の「貯蓄額」を聞き豹変した従兄夫婦<前編>
人気記事:《漫画》給食室で「触るな」と言われた謎の箱...栄養士が隠していたあり得ない行為とは!?<前編>

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

この記事に関連する「みなさんの体験記」のキーワード

PAGE TOP