<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ぴっぴ
性別:女性
年齢:43
プロフィール:小学生高学年と低学年の2人の子どもを持つパート主婦です。
夫(40代)は優しくていい人なのですが、食事に関してはとても面倒くさいところがあります。
夫はかなりのグルメで、食へのこだわりが本当に強いのです。
「食事のために生きているといっても過言ではない」
「健康のために一日三食しか食べられない。一生のうちに食べられる回数が決まっているから、この一食一食を大事にしたい」
しかも料理がうまいので、毎日のご飯はほぼほぼ夫が担当し、自分が納得できる料理を作って食べて、お酒を飲んで幸せそうにしています。
もちろん私も料理をしますので、夫が不在のときや夫から「今日は作るのがしんどいから代わって」と言われれば作ります。
しかし、この「代わって」がやっかいなのです。
先日、夫が「料理作る元気がない...」と言っていたので「今日は私が作ろうか」といったところ、きっぱり拒否されこんなことを言われました。
「いや、あなたの料理、素材そのままなんだもん」
彼はその日「私の料理で満足する日」ではなかったのです。
ちなみに私の料理は、いろいろ調味料を合わせて味付けをするというものではありません。
蒸した温野菜と簡単なドレッシングとか、蒸した里いもにみそを添えたもの、シイタケに粉チーズをこれでもかと掛けてトースターで焼く...といったシンプルな料理ばかりです。
これらはもちろん副菜で、メインとして肉か魚の料理も出しています。
ただ、夫的にこうした食事が食べたいタイミングであれば「ありがとう! お願いするわ!」となるのですが、そういう気分ではないときは拒否されてしまうのです。
そして、結構がっつり系が好きな夫からは、だいたいつれない返事が...。
「じゃあ何食べたい? 食べたいもの作るよ?」
「分からない、美味しいもの」
「こんな献立ならどう?」
「それじゃないんだな~」
美味しいものを食べたいけれど、何がいいのか分からない状態の夫とは、よくこのような問答が続きます。
結局、テイクアウトの食事になり「なんか切ないね...」とつぶやく夫。
「だったら自分で食べたいものを決めればいいでしょ!」
そう言ってやりたくてイライラします。
毎日料理を作るのが大変なのは分かりますし、美味しいものを食べたいという気持ちも分かります。
ただ、夫にないのは「妥協」なのです。
お願いだから、いつも満足いくものを食べられるわけではないんだと妥協してくれ!
果てしなく続く「美味しいものが食べたい。でも何かは分からない」に疲れてしまいます。
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