長年生活を支えてきたのに!?ダメ夫から闘病中に離婚を突き付けられた友人

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ペンネーム:ありえん
性別:女
年齢:49
プロフィール:晩婚でアラフィフ、3人の子どもがいます。同窓会が盛り上がる年齢になりました。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

◇◇◇

私の同い年の友人は、5年ほど前から子宮がんを患い、入退院を繰り返しながら日常生活を送っています。

友人には数年前まで夫がいましたが、離婚しました。子どもはいなかったため、離婚した後はひとりで実家へ戻り、自分の両親と同居しています。両親と言えど、高齢なため多少の介護が必要だとのこと。友人は闘病中の身でありながら両親の介護もひとりで引き受けなくてはならなくなりました。

友人は、今でも元夫の自分に対する不誠実な態度が許せないと言います。私自身も友人からその話を聞くたび、悔しさと虚しさと怒りで胸がいっぱいになってしまいます。

友人は元公務員で、元夫とは結婚相談所を介して出会いました。その当時元夫は定職を持たずにアルバイトを転々としていました。そして出会ってすぐに友人が1人暮らししていた賃貸マンションに転がり込んできたそうです。優しくて困っている人をほうっておけない性格の友人は断ることもせず、一緒に暮らし始めました。

実は元夫、その時に消費者金融から多額の借金をしていて、アルバイトをしながら細々とそれを返していたそうです。その額、なんと数百万!細々と返しているとは言うものの、アルバイトの収入からは、月に1万円程度が関の山。いつ返し終わるか先の見えない借金。友人はそんな元夫が「つい、かわいそうになって」と借金の肩代わりをしたそうなんです。

そうして元夫は友人に「この恩は一生かけて、○○(友人)に返すから、結婚しよう」と言い入籍。ところが家事は全て友人が請け負い、元夫は手伝いすらしなかったそうで、友人は「1人暮らしの時と変わらない生活だわ」と言っていました。私はその話を聞いて、とても心配になり何度も大丈夫かと尋ねましたが友人は笑って「ご心配なく」と言うだけでした。

入籍後、元夫は「人につかわれる仕事はしたくない。組織に入るのは自分に合わない」と言い出しアルバイトを辞め、インターネットで1人でできる仕事を始めました。友人には定収入があったので日々の生活に困ることは無かったそうですが、そのもうけは微々たるもので、とても妻を養えるようなものではなかったとのこと。性欲が強く、深夜早朝友人の体調を構わず、相手をすること強要してきたそうです。そのことに関してはさすがの友人も「体力的にきつい。次の日の仕事に響くわ」とぼやいていました。

そんな矢先に友人に癌が見つかりました。友人は仕事を辞め、治療に専念することになりました。当然収入は元夫の肩にかかってきます。ところが、彼は今までの怠惰な生活を変えることはなく、治療で苦しい思いをしている友人にも今までと同じ生活を要求したそうです。友人はこの先の生活への不安と不満を伝えましたが、聞く耳持たず。要求を断っているうちに、元夫はよその女性と懇意にし始めました。そして「お前は妻としての役目を果たしていない」と突然離婚届けを突き付けたそうです。友人はこの時、精神的にもボロボロで、離婚に対する判断力もないような状態でした。結局元夫が言う通り、離婚届に判を押したようです。

そして、元夫はなんと、離婚した次の日に再婚しました。相手の女性には子どもがいるそうで、そのことを相手の女性と子どもと一緒に写った写真を添付したメールで、友人に伝えてきたそうです。いま婚姻届けを出してきたところだと。お前といるより、幸せだなどという文が添えられていたそうです。

信じていた夫に裏切られた友人の悔しさ、悲しさ、怒り......想像を絶します。長年、生活を支えてきたのは友人のはずなのに......。

元夫は内緒で友人の貯めたお金を持ち出し、新しい女性とその子どもに良い思いをさせていたようです。

現在では離婚から数年経ち、友人もようやく落ち着いて仕事も再開していますが、こんなろくでもない男性には2度とひっかかってほしくない、願わくば、元夫に天罰を......と今更ながらですが思ってしまう私です。

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