どうしてそこまで頑張るの?思わず涙した両親が農業を続ける理由

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ペンネーム:つよぽん
性別:女
年齢:38
プロフィール:2児のアラフォーママです。時間を見つけて両親が営む農業の手伝いをしています。ダイエット効果抜群です。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

◇◇◇

65歳の父、64歳の母は今年で仕事を退職し、現在は農業に励んでいます。車で片道1時間かかる実家へ、ほぼ毎日帰って仕事をしているのが凄いところです。特に夏から秋にかけては一番忙しい時期。忙しそうな両親の姿を見て、久しぶりに農業の手伝いに行くことにしました。

朝の7時、田んぼを見ると、約30kgもある機械を背負い肥料をまく父の姿が見えました。そばで母は草刈りをしています。こんな朝早くから動いていることに驚きで、頭が上がりません。日中の気温は30度を超える真夏日でした。外にいるだけでも汗がダラダラ流れてきます。38歳主婦の私。やる気はあるのですが、こんな状況で一日じゅう農業を手伝える体力はありませんでした。つくづく両親の凄さを痛感です。

そんなとき、ふと思いました。どうして大変な思いをしてまで農業に励むのかと。両親は定年を迎え、やっと自分の時間が持てるはずです。趣味の範囲で農業を営むくらいで十分なのでは? 私は両親が汗水流して農業に励む本当の理由を知りたくなりました。

ようやくひと段落つき、昼食をとるときに聞いてみると両親らしいな、と思う理由を知ったのです。

農業に励む本当の理由は「借金を背負う息子のため」だったのです。私の弟にあたりますが、若いころ個人事業に失敗し数千万円の借金を抱えています。

弟は懸命に返済をしていますが、借金完済までの道のりは程遠い状況。両親はそんな息子のことを心配し、少しでも力になろうと考えているようでした。このことを弟は知りません。

しかし農業で得られるお金は微々たるものです。1袋100円程度の野菜を店舗に出荷した場合、1日の売り上げが千円あればよいほう。労力を考えると、農業は割に合わない仕事だと思ってしまいます。借金を返すとなれば、なおさら大変な労力が必要です。

きっと両親も私と同じことを感じているはずです。しかし少しでも息子を助けられるならと考え、農業に励んでいます。何歳になっても子どもの幸せを一番に考える両親の思いに、心を打たれるばかりです。

自分たちのお小遣い稼ぎのために、農業に励んでいるわけではなかった両親。その本当の思いを知ってから、ますます協力をしたいと思うようになりました。私自身も借金を抱えている弟のことを、まったく気にしていないわけではありません。ただ、わが家は経済的に余裕がなく、金銭面の協力は難しいのが現状です。しかし働いた分だけお金が得られる農業であれば、少しでも協力ができるかもしれないと思いました。

両親が農業を営む本当の理由を知ってから、時間を見つけて手伝いに行くことにした私。このことを弟が知ったら、どんな気持ちになるでしょうか。もし私が弟の立場であれば、申し訳ない気持ちが一番にあふれ出てくると思います。言葉がみつからず、きっと涙が止まらなくなるでしょう。

この日は時間にして約5時間以上も田んぼの仕事をおこないました。父は機械を背負って、なおかつ歩き続けているのです。父の体力には驚かされるいっぽうです。

子どもを想う姿を見て、やっぱり両親は私の誇りだと感じました。

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