<この体験記を書いた人>
ペンネーム:けんけん
性別:女性
年齢:51
プロフィール:実母(80歳)と息子(13歳)の3人でちょっと田舎に住んでいます。
兄夫婦(兄54歳、義姉50歳)は、自分たちの考えが全て正しいと思っています。
それだけならいいのですが、その考えを周囲に押し付けてくるので困っています。
兄夫婦は偏差値の高い高校、大学に行けば、優良企業に就職できて、将来安泰だと思い込んでいます。
昔ならまだしも、今はそんなことはないと思うのですが、考えを決して変えません。
兄夫婦の子ども2人(甥21歳、姪17歳)は、そんな考えに振り回されていて、見ていてかわいそうになります。
3年前、甥が大学受験をしたときのことです。
甥が希望していた大学に次々に落ちていっていた中、まだ受験中にもかかわらず兄夫婦は「大学に受からないのなら、すぐにでも就職しろ!」と本人に向かって何度も言っていました。
そして、勝手に高校に「大学に受からないから就職させます!」と連絡...学校にすれば迷惑な話ですよね。
結局、3月の後半に兄夫婦が望む偏差値の高い大学に受かったのですが、合格後に卒業旅行をしていた甥に、兄は「旅行を楽しんでおいでな」と何度もメールをしたそうです。
甥は「手のひら返したみたいだ!」と吐き捨てていました。
そんな兄夫婦は、私の息子(13歳)のことにも口を出してきます。
「良い学校に行くのは大事だ、親が線路を引いてやらないとダメだ! そうすべきなんだ!」
私の教育方針と兄夫婦の教育方針は全く逆なところがあり、私は子どもが何かをしたいと思ったときに勉強するものだと思っています。
私自身も子どものときはそうだったので、息子が自発的に行動するまで待っています。
息子は、今のところ勉強に興味がないので成績もそれなりですが、小さい頃から本をたくさん読んでいるので、私としては特に心配していません。
「高卒でないと受験できない資格試験もあるから、最低限の高校で良いから卒業証書だけもらってきてな」
息子にもそう話しているぐらいです。
1、2年前、兄が学歴についての持論を2時間も話し続けていたことがありました。
兄が熱く語っている間、中座して茶碗洗いをしたり、洗濯を畳んだりと平気で家事をしていたら、兄が怒ってきました。
「俺は営業の仕事をしているから、人が話を聞いているか聞いていないか分かる。お前は俺の話を聞いてない!」
まあ兄の言う通りで、壊れたレコードのように何度も同じ話をされては、私も聞く気がありません。
私が聞いてないと感じたら帰ればいいのに、お互い無駄な時間だと思わないのかしら?と不思議でなりません。
兄夫婦は、私の息子の事や私の事が心配で、教えてあげているつもりなのかもしれませんが、それぞれの考え方があることを理解してほしいといつも思います。
歩み寄えるなら話し合う価値はあると思うのですが、お互いの意見は違うし、歩み寄る気持ちもないことは分かっているのです。
結論はもう出ているのだから、ぶつかり合いを繰り返す必要はないのでは。
数カ月前、なぜか兄が兄家族のグループLINEへ私を招待してきました。
なぜグループに入らねばならないのか疑問が生まれ、私は無視しました。
また同じ話をする気だったのでしょうか。
いつまでもしつこい兄に、本当にうんざりしています。
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