<この体験記を書いた人>
ペンネーム:タヌ子
性別:女性
年齢:51
プロフィール:夫マナブさん(53歳、仮名)と義母(86歳)と完全同居。私は非正規の専門職で週3日出勤しています。
ある日、私が仕事から帰って家事をしていると、義母がこんなことを言ってきました。
「タヌ子さん、今朝、マナブちゃん(夫)を怒らせるようなことを言ったでしょう。あなたはいつも口答えばかりするから」
「? いいえ...」
朝も仲良く会話をして、私のほうが少し早く家を出て仕事に行ったので、義母の言っている意味が分かりませんでした。
「マナブちゃんったら、出かけるとき、本当に不機嫌で怒っていたのよ。不機嫌な状態で出勤なんてさせたくないのに、タヌ子さんのせいでマナブちゃんは可哀そう...」
頭の中に「?」がたくさん浮かびましたが、私が出勤した後、何かあったのかな...そんなことを考えているうちに、夫は機嫌よく帰宅してきました。
「何か私に怒っていることあるの?」
「いや、何もないよ」
「お義母さんが、あなたが朝から怒っていたって」
「朝から俺が出勤しようと急いでいるのに、お袋が玄関に立ちふさがって、親戚のどうでもいい話をあれこれと相談してきて、後にしてくれと言ったらすねたんだよ。あまりにもわずらわしかったから不機嫌になっちゃって」
お義母さんの言っていたこと、全然違うじゃない...。
このようなことはその後も何度もあり、私も夫も慣れっこになっています。
ちなみに、私たち夫婦はかなり仲良しで、去年まではたまたま仕事のスケジュール上、週1回は同じ時間に家を出ることができたので、途中まで一緒に出勤していました。
今年から双方の仕事の予定が変わったので、元通り別々に出勤するようになりました。
すると、義母はこんなことを聞いてきたのです。
「あなた、もう、マナブちゃんと別れるの?」
「は?」
まったく意味が分かりませんでした。
「だって、これまでは週一で一緒に出勤していたのに、今では時間をずらしているでしょう」
「いえ、職場の事情でスケジュールが変わっただけですが」
いくら説明しても義母は納得してくれません。
「一緒に家を出るのも嫌なくらい仲が悪いのなら、別れたらいいのに」
挙句の果てにそんなことを言ってくるので、無視していました。
そういえば...以前にこんなこともありました。
新婚当初、夫と私が2人きりのときは仲良しだったのですが、義母と3人で過ごすときは、夫は私をほとんど無視していました。
どうしてかな?と当時は思っていたのですが、最近になって夫がその態度の真相を話してくれました。
「お袋の前でタヌ子と親しくしゃべっていると、お袋が不機嫌になって、いろいろ面倒だったから、お袋の前ではタヌ子には話しかけないようにしていたんだ。あの頃はごめんな」
夫は子どもの頃から、自分の母親がよく分からないことで不機嫌になり、ヒステリーを起こすことに困っていたそうで、それを避けようとする気持ちも理解できます。
しかしまあ、夫婦を妄想の中で不仲にしようとするとは...そういう義母に振り回されず、私たち夫婦はずっと仲良しでいたいなと思っています。
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