<この体験記を書いた人>
ペンネーム:さんた
性別:女性
年齢:46
プロフィール:子育て中の主婦です。
私より年上で、50歳手前の母方の従姉妹が2人います。
私たちは実家が近く、母親同士が仲の良い姉妹だったこともあり、幼い頃はお互いの家を行き来してよく遊んでいましたが、従姉妹たちが東京の大学に進学した頃から疎遠になりました。
私は大学卒業後、地元に戻りましたが、従姉妹たちはそのまま東京で暮らしており、大学生の頃からほとんど付き合いもなく今に至ります。
その従姉妹の母親は数年前に亡くなり、今は従姉妹の父親であり私にとっての叔父が一人で暮らしています。
叔父はあまり社交的な人ではなく、何を考えているかよく分からないため苦手でした。
一人暮らしになった叔父さんは、私の母とはときどき連絡を取り合っていたようです。
ある日、地域の総合病院から母に電話がかかってきました。
叔父が体調を崩し、検査入院をするので保証人が必要なのですが、保証人になるような人はいないと叔父さんが言い張って困っている、という連絡でした。
母は叔父さんの娘2人に連絡をしましたがつながらず、取り急ぎ私が病院へ行き、保証人になりました。
検査の結果、叔父はがんが見つかって手術をすることに。
私は大変なことだと思い、従姉妹たちに何度も連絡をしましたが、彼女たちは電話に出ません。
どうにかして知らせなければとメールも送りましたが、いつまでも返信はありません。
手術についても病院から再度呼び出しの連絡を受け、私が説明を聞き、身元引受人としてサインをしました。
幸いなことに手術は無事終わりました。
摘出したずいぶん大きいように思えた腫瘍も、なぜか私が確認することになり、見ていて気分が悪くなりました。
何度か付き添いましたが、叔父は口下手であまり話をしてくれません。
検査入院のときも手術のときも、病院から電話がかかってきて初めて何があったのか知る、という具合でした。
急にいろいろなことが起こり、私は様々な予定をキャンセル。
悶々とした気持ちで親しくもない叔父に付き添っていました。
手術が終わり、意識の戻った叔父は、驚くようなことを言いました。
なんと、手術の前日に娘2人が帰省し、病院にお見舞いに来たというのです。
そして、手術を知っていながら東京へ戻ったのだそう。
私は従姉妹たちに詳細をメールで伝えていたので、従姉妹たちは病院も知っているし、叔父の病状も手術のことも知っていたのです。
でも、私としては納得がいきません。
どうして私に連絡をくれないのか!? 私は従姉妹たちがメールを読んでいるかどうかも分からず、叔父の手術のために予定をキャンセルしてほぼ一日付き添い、摘出した腫瘍の確認までしたというのに!
入院や手術に保証人が必要なことくらい、もうすぐ50歳になろうという従姉妹たちなら分かるはずです。
メールを読むだけ読んで、私や母には何の連絡もせず、電話にも出ず、叔父さんの面倒をすべて私に押し付けるとは一体どういうつもりなのか...。
これから叔父さんの通院などについても、まさか私がこのまま面倒をみることになるのでしょうか?
近くに住んでいるというだけの理由で私がすべて引き受けざるを得ない状況に、ほとほと困っています。
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