「普通の子」の定義とは...? 支援学級を勧められた子の母として思うこと

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:けんけん
性別:女性
年齢:51
プロフィール:実母(80歳)と息子(13歳)の3人で、ちょっと田舎に住んでいます。

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息子(13歳)が中学校に入学してから、息子を取り巻く環境が大きく変わりつつあります。

支援学級を担当したことがある担任の先生から、支援学級の申請をそれとなく勧められたのです。

支援学級に席を置きながら普通学級にずっと居る子もいるし、苦手な科目の時間だけ支援学級で基礎を教えてもらう子もいるとのことで、息子にはその方が過ごしやすいのではないかということでした。

うちの息子は私から見ても個性的だと思っていました。

ただ、個性的ではありますが、どこにでもいるような子どもだと思っています。

確かに、定期テストでは散々な成績で逆に笑ってしまったぐらいです。

学校から帰ってもほぼ勉強をしませんから、当然の結果でしょう。

でも、小さい頃から本だけはたくさん読んでいるので、知識量は同級生に負けていないと思っていました。

いつも、この知識量が勉強と結びついたらと思うのですが、それとこれとは違うようです。

以前、新聞で「昔に比べて支援学級に行く子どもが多い」という記事を読みました。

発達障害の診断基準が変わり、該当者が多くなったようです。

記事にも「昔の普通の子どもが今では発達障害に入るケースもある」ということが書いてありました。 

支援級に入るかどうかを決めるため、何度かカウンセラーの先生と話をさせていただきました。

カウンセラーの先生は、息子がとても感性豊かな絵を描いたり、面白い構図の箱庭を作ったりする才能を潰したくないので、支援学級を勧めますと話してくれました。 

1学期中にカウンセラーの先生のテストなどを受け、書類を揃えないと2年生への進級時に支援学級には編入できないと言われ、一応はその方向で進んでいます。

しかし、私の母(80歳)は「(息子が)勉強ができないから支援学校に行かせるの?」と何度も聞いてきます。

毎回説明するのですが、今一つ分かってもらえていない様子です。 

私自身も支援学級に行かせることが息子にとって良い結果になるか分かりません。

モヤモヤしている面もありますが、息子にとって過ごしやすい環境になればという一心です。

私には「普通の子ども」の定義がよく分かりません。

確かに息子は超が付くような個性的な面もありますが、個性は大切です。 

先生がおっしゃったように息子の才能を潰さないよう、学校生活が豊かに過ごせるのなら、支援学級に行くのもありだと思うのですが、どうするのが正解なんでしょう?

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