<この体験記を書いた人>
ペンネーム:あいこ
性別:女性
年齢:55
プロフィール:子どもが自立し、ちょっと空の巣症候群。
一人暮らしの義母(85歳)は、とても元気で口も達者。
立派な高齢者ですが、おしゃべりに衰えは全く感じません。
結婚前から何かと嫌味を言ってくる典型的な嫌な義母でしたが、その嫌味の内容がここ25年間で全く変わっていません。
「あいこさんは太ってるから」
「とろいから」
「私はてきぱき動くけど、あんたは遅いからねぇ」
などなどワンパターン。
いまだに2、3日おきに長電話がかかって、私への嫌味を添えながら話したいことだけ話して一方的に電話を切られます。
昔は固定電話にかかってきていたので、そこから動けず本当に苦痛でした。
特に娘(現在20代前半)が小さかった頃は辛かったです。
電話の内容は「近所の●●さんの態度が頭にきた」などのくだらない話で、義母の不満が30分ほど延々とループするだけ...。
受話器を持って立って聞いていると、足元に泣きながら娘がやってきて「ママ―、電話やめてー」とスカートを引っ張って抱きついてきます。
「娘が電話やめてって泣いているので...」
娘を理由に電話を切ろうとすると、必ず反撃に合います。
「あたしは一人暮らしなんだよ! 子どもと暮らせず一人で頑張ってるのに、その仕打ちはなんなんだい!」
理不尽な物言いにうんざり。
いつもかわいがっている孫が泣いていても、自分の話が優先なんだなとがっくりしました。
8人も子どもがいるのに誰も同居していない現実....それはアナタのきつい性格が原因なのでは?
こんな苦行以外の何物でもない義母の電話でしたが、実は今では負担が半減しています。
なぜなら、電話が携帯電話になったから。
電話がかかってきても、台所に置いて家事をしながら義母の話を聞き流しています。
食器を洗いながら、スマホをスピーカーにして適当に相槌を打っているのですが、それで大丈夫なのです。
義母は話を聞いてもらうのではなく、自分が話すことが目的なので、「ちゃんと聞いてる?」と聞かれることもありません。
話してスッキリしたら一方的に電話を切ります。
先日、スピーカーにして雑誌を読みながら義母の電話を聞き流していたら、夫(50代前半)がいつまでも続く愚痴にイラっとしたようです。
「おふくろ! いつまでもくだらないこと繰り返してるんじゃねーよ!」
受話器を取っていきなり怒鳴ったので、義母もびっくりしていたようです。
昔は本当に嫌な義母の電話でしたが、年をとって私も図太くなったのか、適当に受け流せるようになりました。
なるべくストレスをためないように、義母とは適度な距離を取って付き合っていきたいと思います。
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