<この体験記を書いた人>
ペンネーム:うさぎ
性別:女性
年齢:50
プロフィール:50歳のパート主婦です。
2022年6月の出来事です。
その日は土曜日でしたが、仕事が遅番だったため夕方に帰宅しました。
買い物を済ませて家に帰宅する途中に携帯電話が鳴り、スマホの画面を見ると従姉妹(51歳)からでした。
従姉妹は母(84歳)の兄弟のお子さんで、三姉妹の長女です。
何かあったのかなと思い聞いてみると、老人介護施設に入っている伯父(89歳)が、徘徊するようになったのだそうです。
従姉妹が介護施設から連絡を受けて、まずは私の母(84歳)に伯父の徘徊のことを連絡したとのこと。
そっか...と思っていると、従姉妹は母と何か話をしたようで、従姉妹が「伯母さん(私の母)、体の具合があまり良くなくて老人ホームとか探しているんだってね」と言うではありませんか。
一瞬、誰の話のことか分からず(え?)と思いました。
私は一人っ子なので、たとえ母が介護施設に入るにしても、私が知らないはずがありません。
従姉妹の言葉の意味が分からず混乱しました。
「施設に入る入らないにせよ、私が知らないはずがないんじゃない」
戸惑いつつ言いましたが、従姉妹は「聞いた」の一点張り。
「伯母さん、身体の具合も悪いって言ってたよ」
とも言われ、さらに不安になりました。
この間母に会ったとき、手の具合が悪いと言っていたのでそのことかもしれないと思いましたが、従姉妹には伝えませんでした。
従姉妹と話が噛み合わないまま電話を切り、後日母に聞いてみようと思いました。
もしかしたら、母も私に言えないような考えがあるかもしれません。
次の週に母に会いました。
電話で聞くと誤解を招きかねないので、直接顔を見て話したほうがいいと思ったからです。
会って従姉妹の話をすると「そんなこと言ってないよ」とあっさり言いました。
「確かに一人暮らしだし、いずれは身体がきかなくなって施設に入るかもしれないけどね、って話したかもしれないけど」
手の具合も心配だったのでどうかと聞いたら、整形外科に通って湿布をもらって、リハビリをしたらかなり良くなってきたとのことで、とりあえずホッとしました。
結局、従姉妹の早合点ということになりましたが、従姉妹は母の様子を心配して私に電話をくれたのかなと思いました。
私は一人っ子なので、何かのときは従姉妹の手を借りることもあるでしょう。
高齢の親がいると心配は尽きませんが、そのときそのときで判断するようにしたいと思います。
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