「褒めてのばすって言葉、知っていたのね」無自覚に私を傷つけてきた天然母への痛烈な嫌み!

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:とらとら
性別:女性
年齢:53
プロフィール:アラフィフ兼業主婦。最近、いくつになっても子どもとの接し方は丁寧にと思っています。

「褒めてのばすって言葉、知っていたのね」無自覚に私を傷つけてきた天然母への痛烈な嫌み! 7.jpg

現在53歳の兼業主婦です。

5年ほど前、私がまだ40代だった頃の話です。

私の実家には母(現在78歳)が一人で住んでいるのですが、この母が少し天然で、正直なところ昔からイラッとくることが多々ありました。

確か中学生だった頃、母が風邪で寝込んでしまいました。

志望高校の受験が迫っていて、家でも必死に勉強していた頃でしたが、高熱で家事もままならない母に代わり、拙いながらも洗濯や料理などを私が代わりにしていました。

その日も中学校から帰ってすぐ、晩御飯にハンバーグを作ってダイニングテーブルに並べていたところ、だいぶ熱が下がってきた母が起きてきて、私の作った食事を食べ始めました。

熱があったときはつらいのか、黙って食べて薬を飲んで「ありがとう」と言ってすぐ寝ていましたが、その日は食べながら「受験勉強しながら、よくハンバーグなんて作れたわね」と言ってきました。

わざわざ手間がかかるハンバーグを作ったのは、数日前に母親が買ってきていたひき肉が傷みそうだったので、慌てて使わざるを得なかったからなのです。

偉そうに聞こえるかもしれませんが、せっかく作ったのに「そんな言い方ないじゃない!」と思いました。

天然で少し的外れな言い方をする母なので、本当は「受験勉強で忙しいのに、冷蔵庫のひき肉を使う料理を考えて作ってくれたのね」と言いたいのだとなんとなく分かります。

でも、あの言い方だと嫌味にしか聞こえず、子ども心に「褒めて伸ばすのが上手くできないんだろうな」と思っていました。

子どもから大人になり、私が母親になってからも、母のムッとする発言は何度かありました。

5年前、亡き父(享年71歳)の法要でのことです。

その準備をしているときにも、母は相変わらずでした。

「親戚ってお土産いるんよね? これって私が用意せなあかんの?」

まるで「そんな面倒なことを私がするの? 業者が勝手に手配してくれるんじゃないの?」みたいなニュアンスで言います。

イラっとしながら「当たり前じゃない!」と返すと「そんな怒らないでよ」と苦笑いされました。

そんな怒ったつもりはなかったのですが、そう取られたようです。

続けて母が言った言葉は、さらに私をイラっとさせました。

「褒めて伸ばすのがストレスないって聞くから、私には別にいいけど職場ではそうしなさいね」

まさかの説教...この言い方にもイラっとしてしまい、つい言い返してしまいました。

「そんな言葉知ってたのね。私には褒めて伸ばすなんてこと、したことないくせに」

そう言うと母はバツが悪そうに黙り込みました。

少し落ち着いてから母には謝りましたが、中学生の頃の話を振り返ってみても母から褒めて伸ばす教育などされた覚えがありません。

たまっていた鬱憤を晴らせてちょっとスッキリしてしまいました。

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