親子3人で「1泊3000円」の家族旅行...ドケチ夫が見つけた激安宿は不安が的中しまくりで

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:茉莉花
性別:女性
年齢:51
プロフィール:アラフィフのシングルマザーです。3人の子どもがいます。

親子3人で「1泊3000円」の家族旅行...ドケチ夫が見つけた激安宿は不安が的中しまくりで 71.jpg

約20年前、当時は育児休暇中で無給の身。

月によって変動がある元夫の収入のみで暮らしていました。

日々の節約を心がけていましたが、元夫(私より5つ下の30歳)はそれを遥かに上回る、尊敬というよりかは「うわぁ...」と思いたくなる節約人(?)でした。

その節約の仕方は尋常ではありません。

結婚前からお金の使い方に関してはシビアだと思っていましたが、結婚後はますます拍車がかかりました。

例えば、外食は割引券もしくは無料サービスがあるお店のみ。

お安めのファミレスも元夫の眼鏡にはかないません。

日用品・食料品などは私が購入していたものの、それ以外の大型家電や娯楽品は元夫が担当。

ただし、購入方法はネット通販一択です。

オークションサイトを利用して、時間がどれだけかかっても、とにかく店頭で並ぶ商品より1円でも安く手に入れたいと躍起になっていました。

「オークションは時間との闘いだ!」と、昼夜問わずパソコンに張りつくこともしばしば...。

体調の悪い子どもが泣いてもわめいても知らん顔。

横でパソコンとにらめっこしている元夫に「買い物より、手伝ってよ!」と、私は何度キレたことでしょうか。

そんな中、初めての家族旅行の話が元夫から出ました。

まあ、反対されると思いながら「私も旅行費を出すから、奮発して子どものサービスが充実した宿にしよう」と恐る恐る提案すると、案の定帰ってきた返事は「一番安い旅行サイトに会員登録したから、そこで予約するわ」でした。

さらに「宿の候補と行程はもう決めてある! 3人で1泊3000円で泊まれるなんてそうそうないよ」と嬉しそうに言う元夫。

一緒に見ようと誘われてその宿のページを見て、はあ~、とため息が出ました。

元夫がお勧めする宿はどれもだいたい6畳一間です。

何なら夕ご飯もなし。

立地は超山奥で周りにコンビニすらなく、子どもへのきめ細やかなサービスなんて期待できそうにありません。

いやいや、お忍びのカップルならこういう雰囲気でも楽しめるんでしょうが、うちには乳飲み子がいますけど!?

わざわざ不便な宿に泊まる意味が分かりませんでした。

さらに追い打ちで「この3つの宿から選んで。嫌なら別に行かなくてもいいしさ」と言われ、しぶしぶ譲ってその中から写真映えしている宿を選びました。

いわゆる秘境の温泉地らしく、車でしか行けないため移動は当然車です。

元夫、運転し始めたら目的地まで直行タイプ。

途中で見かけた観光地に寄り道することなく、トイレ休憩以外はノンストップ。

観光なし、宿直行、これって思い出が作れるんでしょうか?

そうして半日以上かけて着いたお宿は、よく言えば昭和風?

いたって普通の民宿で、隣の部屋との境はボロボロの襖1枚...。

夏だけどうすら寒く、座布団はじっとり湿っていました。

部屋に入った瞬間、埃アレルギーの私はくしゃみが止まらず、嫌な予感がしまくり。

なぜか、この日の客は私たちだけだったためか、宿のご厚意(?)で夕食が付いたのですが、翌日朝、私と子どもだけひどい腹痛と下痢に見舞われました。

元夫は症状なしだったので、「夕食のせいでは?」とも言えず、本当に踏んだり蹴ったり。

帰りの道中は頻繁にトイレ休憩ばかりで...各地のコンビニ巡りで初めての子連れ旅行は終わりました。

宿から出るときの元夫の一言です。

「これで13000円って安いなー! 良い旅行だったね!」

これがのちの離婚につながったのは言うまでもありません。

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