<この体験記を書いた人>
ペンネーム:マナ
性別:女性
年齢:42
プロフィール:42歳ワーキングマザー。夫と10歳息子の三人家族です。
転職をして4年目の職場での出来事です。
長年、社長補佐をしてきた方が新しく社長に就任しました。
補佐の時代からいろいろな噂や癖のある方ではあったのですが、特に直接的な被害はなかったので、なんとなくやり過ごしていました。
しかし、社長に就任してからいろいろと不都合が出てきました。
今までは補佐に確認してもらい、納得ができなければ前社長に直接確認していました。
それで仕事は進んでいたのですが、今は補佐だった現社長に直接確認しないといけないのです。
私はすぐに人を信用して正直に話をしてしまうタイプです。
ある日、社長の取り巻きの一人に仕事の愚痴を言ってしまいました。
その取り巻きの人も愚痴を話してくれてスッキリした気持ちだったのですが、その週明け、社長に無視され始めたのです。
以前から何かあると無視をされていたので、今回はなんだろう? とは思っていたのですが、ほどなくして分かりました。
社長が直接「こんなこと言っていたの? そのとき取り巻きはなんて?」と聞いてきたのです。
無視の理由は、取り巻きが愚痴を誇張して、全て私が一人で言っていたように社長に告げ口したからでした。
納得できませんでしたが、正直に話せば自分も告げ口をするようで、面倒臭いと感じた私。
私は「取り巻きは何も言っていません」と答えました。
そのときの社長の満足そうな顔が今でも忘れられません。
そして、今ではちゃんと説明しておけばよかったと後悔しています。
それから社長の無視が始まり、仕事が全く進まなくなってしまいました。
重要な急ぎの確認事項も無視! お客様を待たせているのに無視! です。
取り巻きからは「あなただから社長は無視するんだよ」と笑われるし...。
日増しに強くなってくる贔屓というか仲良しクラブ状態にウンザリしました。
取り巻きにだけお菓子やコーヒーなどを買ってきて、「これ好きだもんね!」と仲良しアピールをする社長。
仕事中には仕事と偽り、取り巻きと一緒に買い物に行き、ときには取り巻きの車にガソリンを入れることもあったようです。
そして、一緒に出かけると必ず手にはおいしそうなカフェオレが...。
別に仲良しでも贔屓でも何でもいいのですが、それをわざわざアピールしなくてもいいのでは?
一方、そんな社長の寵愛に応えるように、取り巻きたちは日常の中で何気なく口にしたことを全て社長に報告しています。
しかも、話を捻じ曲げ誇張して。
いないと思っていたのに気が付いたら無言で横にいたりするので、本当に気が抜けません。
自らが蒔いた種とは言え、陰口は本当に気を付けようと思いました。
家庭の都合ですぐに仕事を辞めるわけにはいかないので、なんとか今の職場でもう少し頑張らないといけないのがつらいです。
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