<この体験記を書いた人>
ペンネーム:やまと
性別:女性
年齢:41
プロフィール:夫と二人暮らしの主婦です。
デパートの物産展が大好きな私。
これは5年くらい前、デパートの物産展に行ったときの話です。
お目当てのお弁当や限定品のお惣菜を買い込み、すぐに食べたかったので、会場に設けられたイートインスペースで食べることにしました。
上機嫌でほおばっていると、取材に来ていた大手テレビ局のカメラが至近距離から私を撮影していることに気づきました。
カメラは私から2メートルくらいの場所にあり、固定されたカメラが向いている方向には私以外の人はいません。
会場全体の様子を撮っているのではなく、ピンポイントで私が食べている様子を撮っているのは明らかです。
私がカメラマン(20代男性)に近づき、「今撮っていたんですか?」と聞くと、カメラマンは「撮っていました」とのこと。
なんと、無断で撮影していたんです!
平然と「撮っていた」と口にすることに驚きました...。
物産展にテレビ局の取材が来ることはよくあります。
過去の経験では、撮影前にデパート係員とテレビ局員が必ず「今日は取材が入っています。今からここを撮りますのでご協力をお願いします」などと事前のアナウンスがありました。
しかし、この日は事前に全く知らされていなかったばかりか、無断で撮影されていたのです。
「私が何も言わなかったら、許可なく放送するつもりだったんですか?」
あきれながら聞くと、カメラマンは口ごもりながら「放送が決まったら許可を取るつもりでした...」と歯切れ悪く言いました。
しかし、撮影した後に放送が決まった場合、どうやって私に連絡して許可を取るつもりだったのでしょうか。
カメラマンの言うことは言い訳にしか聞こえませんでした。
私たちが話していると、異変に気付いたのかディレクター(30代男性)がやって来ました。
「私の映像は削除してください。放送はしないでください」
お願いすると、ディレクターは「本当にすみませんでした」と謝り、カメラマンに「お前何やってるんだよ!」と怒っていました。
その後、私はお弁当の続きを食べましたが、当然ながら楽しい気分では食べられませんでした。
後日、動画配信などインフルエンサーの活動をしている同世代の友人にこの出来事を話しました。
「素人の私たちでもトラブルにならないよう、撮影するときは事前に許可を取るよ。テレビ局の言い訳はありえない! 世の中にはテレビに出たい人ばっかじゃなくて、映りたくない人もいるのに。なんか勘違いしてるのかな」
そうあきれていました。
そのテレビ局は、私たちが毎日目にするような大手キー局です。
そんな会社が盗撮まがいのことをするなんて、さすがにナシだなと思ってしまいました。
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