「お米も炊けないのね」嫌味を言われ、こき使われるお盆の義実家訪問。お盆が憂鬱でたまらない...

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:gaspal
性別:女性
年齢:41
プロフィール:夫51歳。私は41歳。小学生の息子の3人暮らし。共働きです。

「お米も炊けないのね」嫌味を言われ、こき使われるお盆の義実家訪問。お盆が憂鬱でたまらない... 38.jpg

義実家は遠方にあり、80歳の義母が1人で暮らしています。

コロナ禍以前は毎年お盆に家族3人で帰省していました。

2年前のコロナの時期、雪国で一人暮らしをする義母は、人との接触が全くなかったためか認知症になってしまいました。

以前は広大な畑を全て1人で管理し、無農薬で多くの野菜や果物、花を育てていました。

帰省時に食卓に並ぶ無農薬の採れたて野菜は、最低限の調味料しかいらないくらい、素材の旨味が濃くて美味しかったです。

息子もいつもにも増して食欲旺盛で、義実家で過ごす時間が楽しかったようです。

ただ、私にとっては違いました。

朝4時のまだ薄暗い時間に義母に叩き起こされ、7時まで畑仕事に付き合わされました。

その後は、同じく帰省している義兄一家と我が家の全員、合わせて10人以上の朝ご飯作りです。

義母宅は炊飯器がなく、お鍋でご飯を炊きます。

普段から炊飯器を使用している私はなかなかうまく炊けず、「あら〜お米も炊けないのね」と毎回嫌味を言われました。

朝ごはんの後も慣れない畑仕事を夜暗くなるまでやります。

モグラやヘビも出る畑で「嫌味を言われないだけ、義母よりはヘビの方がマシかも...」と、若干感覚がおかしくなりそうになりながら汗を流していました。

そして、畑仕事の合間に昼食や夕食の準備。

帰省中、私がいる場所は台所か畑のどちらかだけなのです。

また、義実家が本家のため、お盆には親戚も大勢来ます。

義母は「市販」や「冷凍食品」は論外の感覚なので、おつまみや常備菜を作り続けるのは本当に疲れます。

さらに義実家の親戚の子たちへの「お盆玉」の出費も痛いです。

我が家は一人息子ですが、義実家は亡義父が11人兄弟姉妹のため、親戚の子も「誰が誰の子だっけ?」と間違えそうなほど大勢います。

そのため「お盆玉」だけでもかなりの金額となってしまうのです。

「お盆玉」はまあいいのですが、どうしても納得できないのが「義母」に「ご飯代と宿泊代」として毎回なぜか3万円を渡す謎の習慣でした。

「お盆の飛行機代は安い時期の2倍近く高いことをお義母さんも知っているのに、なぜ我が家は出費ばかり...」

「しかもこっちからでなく、義母の方から請求ってどういうことよ!」

納得がいきませんが、夫も義兄も「口達者の義母と争うのはとにかく面倒」と白旗状態。

義兄家は1万円、我が家は3万円をそれぞれ義母に渡していました。

義母は「家父長制度」を重んじているからでしょうが、金額の違いも理不尽です...。

夫も義兄も働き詰めの私を「遠方から来ているから」と擁護してくれるのですが、義母は「私は嫁に来たときから食事中も座ったことがない!」と聞く耳持たずでした。

今年は義母の認知症が進み「一人暮らしはもう難しい」と医師に判断されたので、3年ぶりに帰省予定です。

今後、義母をどうするのか話し合う必要があり、やむを得ない帰省ですが、今からお盆が憂鬱でたまらないです。

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