20代で結婚、2男1女を授かり、主婦として暮らしてきた中道あんさん。でも50代になると、夫との別居、女性としての身体の変化、母の介護...と、立て続けに「人生の転機」が訪れます。そんな激動の中で見つけた「50代からの人生を前向きに過ごすためのヒント」。
ピラティスをしている最中、普段とは異なる体の変化を感じたという中道あんさん。体から自分に発せられた小さなサイン。家事や仕事に忙しいときはつい見逃してしまいがちですが、そんなときに中道さんは...
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梅雨から夏にかけての湿度が高いこの時期、なんだか体がだるく重く感じませんか？
普段はそんなことがないのに、体がなんとも重たくて、ピラティストレーニングもあまりできなかったことがありました。
トレーナー曰く、湿気が原因でカラダに余分な水分が溜まりやすいのだそう。
カラダの浮腫みが原因とも。
それならば、と素人判断で水分を取らないなんてことをすると脱水症状にもなります。
以前、犬の散歩中に喉が渇いたと感じていたのに、あともう少しで家に着くからと、水を買わずに散歩を続けました。
すると5分もしないうちに、全身に力がはいらず動けなくなったのです。
文字通り足が止まってしまい、救急車を呼ぼうと思うほどでしたが、なんとか休み休み家にたどり着いて、水を飲んで回復することができました。
自分では大丈夫と思っていても、体からは小さなSOSを出してくれているのです。
それを無視すると大きな病気になってしまうこともあります。
現在、私は左耳が極端に聞こえにくく閉そく感があります。
今となってはどうしようもないですが、体にふらつきを感じたときに、もっと自分を休ませてあげるべきでした。
でも、女性は仕事に家事に子育てに、さらに親の介護まで、ほんとうにやることが多いので、自分に向けられたサインを見逃しちゃうんですよね。
今は、頑張りすぎないように心がけていますが、それでも時々体からのSOSを感じます。
私の場合は以下の5つです
１．まぶたがピクピクと痙攣する。
２．朝起きた時に顎にこわばりを感じる。
３．突然キーンと耳鳴りが聞こえる。
４．布団にはいってもなかなか寝つけない。
５．夜中に足がつる。
原因に思い当たることがあるものについては、症状が出たら注意します。
1のまぶたがピクピクと痙攣するときは、パソコンやスマホ作業のやりすぎです。
1時間PCの前に座ったら、10分ほどは立って体を動かした方がいいと思っているのですが、
つい没頭してしまうのです。
きっとPC画面を凝視しているんでしょうね。
自分では全く気づいていませんが、眼球が悲鳴をあげていると思って目を休めるようにしています。
目の周りのツボを押さえたり、ホットタオルで目を温めたりするようにしています。
そして早めに寝るように心がけます。
2の朝起きた時に顎にこわばりを感じる、ときは、肩に力がはいったまま寝ているのではないかと思っています。
顎関節症を治したときに気づいたのですが、イライラしたり、焦ったり、集中しすぎると、奥歯を食いしばっていたのです。
歯のかみ合わせの問題もありましたが、自分のことをよく観察してみると、食いしばりがきつかったのです。
気をつけているので、日中はそんなことは無くなりましたが、寝ている時まで分かりません。
朝起きて顎がこわばっていたら、ストレスが溜まっている、「ゆっくりしましょう」という合図だと思っています。
4の布団にはいってもなかなか寝つけない、というときもあります。
それはカフェインを取りすぎた日です。
仕事に熱中してしまうと、元気を出すためについついカフェインが欲しくなります。
家ではカフェインレスのコーヒーを飲んでいますが、外出中はそうもいかず、コーヒーや紅茶をつい飲みすぎるのです。
以前は、全く平気だったのに最近はどうもいけません。
これも、体からの「やめなさい」というサインだと思って、食事のときも緑茶ではなく水をのむようになりました。
どれも小さなことですが、無視しつづけたらきっとドカンと症状に現れると思うのです。
カラダとココロの状態は自分でも気づきにくいからこそ、自分の調子を整えることは、仕事をするよりも大事なことではないでしょうか。
きっとご飯を食べることのように、日々やるべきことだと思います。
自分を酷使しないでおきましょう！と自分にも言い聞かせる季節です。
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